Archive for the ‘三和新聞’ Category

【三和新聞】211号

2018-07-31
第211号 戦略&戦術
writer: 渡邉 啓史

 先月ワールドカップが幕を閉じました。ワールドカップが開催する前は日本の評価は低く、予選リーグの組内でも最下位と予想されていましたが、1戦目のコロンビアに勝利した時、予選リーグを突破できるのでは?と大きな期待に変わりました。2戦目のセネガルとは同点で終わり、ほぼ決勝トーナメントに行けるだろうと皆さんも思っていたのではないでしょうか。そしてメンバーをガラッと変えてきた3戦目!先に得点したのは、ポーランド!このままでは決勝トーナメントに勝ち上がれない雰囲気が漂ってきました・・・。何とか1点獲ってくれ!とテレビの前で応援していると同時刻に試合をしているセネガルとコロンビア戦でコロンビアが得点を獲ったと速報が入りました。そこから日本は『ゲーム展開(戦術)』を変え、決勝トーナメントに進む事が出来ました。

 さて、このゲームに関しましては、皆さん色んな捉え方があるかと思いますが、物足りなさを感じながらも監督の的確な【判断】により勝ち取った【結果】ではないでしょうか。決勝トーナメントでは優勝候補のベルギーに2点リードし、勝てるのでは?と興奮しつつテレビにかぶりついて観ていましたが、世界の壁は高く逆転負けとなってしまいました・・・代表選手の皆様!お疲れ様でした!!こうして寝不足だった私のワールドカップは幕を閉じました。団体競技では1人だけ優秀な人材がいても、その優秀な選手を活かせるチーム(組織力)が必要となり監督(指揮官)による【戦略・戦術】により勝利を勝ち取る事が出来ると感じさせられました。

 先日、小学生の息子が『親子で楽しもう☆スポーツ鬼ごっこ』という学校のイベント案内を持って帰ってきました。滅多にイベントに参加したがらない次男がどうしても参加したいと言うので、これを機に何かしらのやる気スイッチが入ればいいなと思い参加してきたのですが、皆さんは『スポーツ鬼ごっこ』をご存知でしょうか。従来の遊びの鬼ごっこに『戦術』や『戦略』を要するルールを加えた新しいスポーツ競技で、子供達の『コミュニケーション能力』や『チームワーク』、『勝負意識』を身に付けてもらう事を【目的】としたスポーツです。基本ルールは時間内にトレジャー(宝)を多く獲得したチームが勝ちとなり、相手の宝を取りに行きながら、自陣の宝を守ります。相手にタッチする時は必ず両手でしっかりとタッチし、タッチされたら自陣に戻り再スタートする事が出来ます。試合時間は5分間×2回(ハーフタイム2分間)を1チーム7人で行う競技です。まだ馴染みがないですが、豊橋市の小学校授業にも2017年から導入されているとの事でした。親子で同じチームかと思いきや、大人チームと子供チームに分かれての対戦となりました。まずは経験者の子供vs子供の試合を見てなるほど!と大体の試合の流れをつかんだ所で、我々、大人vs大人の順番が回ってきました。スタート前には小さなホワイトボードを渡され、チームにて戦術を立てます。私のチームは男(オッさん)2名と女性5名のチームで、攻め3人、守り4人の体制で臨み私は攻め側につきました・・・。

 子供に良いトコロをいっちょ見せたろか!と張り切る私・・・相手の守っている方にタッチされない様にフェイントをかけて宝を取りにいくが、思うように身体がついていかない・・・そして、転倒!恥ずかしい・・・違う所でも別のお父さん転倒!「怪我しないようにね!」と子供達(笑)5分間ほぼ走り続けてハーフタイムを迎えた。息が上がり!フラフラ状態!ルールではハーフタイム中に戦術を立て直す時間となっているが、それどころではない、かなりキツい・・・短すぎるぞ!ハーフタイム・・・水分補給をし続けて、後半戦スタート!引き続き攻め側で走り続ける私!5分間がとても長く感じながらも、何とか勝利を収めました。そして次はいよいよ子供達との対戦となりました! 1回目の経験を元に立てた戦術はそれなりに的中!攻め側の3人中2人がオトリでかき乱し、空いたスペースにもう1人が駆け込み宝をGET♪守りはマークする相手を決めてかき乱されない様にして攻め側がとにかく早く宝を獲るという、いかにもシンプルな戦術!それぞれの役割を遂行し見事に勝利を勝ち取った!大人げない大人たち(笑)子供からは冷めた視線が・・・何とか親の威厳を保つ事が出来たのではないでしょうか♪

 ワールドカップでは有名選手がそれぞれ各国のチームでプレーされましたが、有名選手を封じる事により得点出来なくなり、相手チームを【分析】し【戦術】を立てて勝利に繋げていたと思います。我々の仕事でもしっかりといろんな事を【分析】し【論理的】に【戦略・戦術】を立て、邁進していきましょう。

【三和新聞】210号

2018-06-30
第210号 どちてGIRL♪
writer: 新妻 吾郎

アニメの『一休さん』に登場した『どちて坊や』・・・皆さん、御存じだろうか。何かにつけて「どちて?(どうして?)」と聞いてきて、一休さんを困らせたガキんちょである。成長期の子供にみられる『見るモノ・聞くモノ・触るモノ』五感からくる全てが不思議?と感じ、感受性の高さにより聞きまくって納得!自分の腑に落ちるよう、落とし込む為の『質問攻め責め行為』であり、侮れない相手である。最近の愛娘ひまりが正にソレであり・・・とにっかく!よく喋る。『どちて坊や』ならぬ『なんで嬢ちゃん』と云ったところか。何かにつけて「何してんの?」からの「なんで、してんの?」の波状攻撃。もう勘弁して!と思いつつ・・・とても単純な言葉で『物事の流れ』や、その【真髄】に迫る事をブスッ!と屈託のない笑顔で突いてくる。末恐ろしい~ガキんちょである・・・・・

さて、繰り返すが「何してんの?」からの「なんで(それを)、してんの?(しているのか?)」と問われると、改めて考えさせられる所がある。例えば、一緒にお風呂に入り私が先に体を洗っている時!必殺の「何してんの?」「なんで、してんの?」が始まる。以後「なんで、してんの?」は果てしなく続くので割愛。「体を洗ってるんだよ。」「体をキレイにするためだよ♪」「・・・垢とか溜まるからだよ。」「お前にクサイ!って、言われない為だよっ!」・・・そう、私はクサイ!と言われたくないが為に体を洗っているのか?と、後から自問自答。ただ、この時ふと思う。最近~目の前で起きる事を頭ではサーッと通過して、動作に移ることが多くなっていやしないか?無造作に事は起こしても、深く考えているのだろうかと・・・

『どちて?なんで?』と絶えず明確な【目的意識】を持つ事がとても大切であり、繰り返し作業の中でも~設計や部品手配、製作・組立・制御・検査の中でも『どちて・なんで』コレをしているのか。コレをするに当たり~もっと効率の良い!時間短縮による生産性の高い!頭のいい方法はないだろうか?と絶えず疑問に思い、それを考察し、どこに注力し、見極め、実行へ移すか・・・。それには頭の中で素早くプロセスやフローチャートを順序立てて、組み立てられる能力が極めて重要なのである。

話しが少々お堅くなってきたので~チョット変えて、挿絵をご覧いただきたい。一休さんならぬ『吾っ休さん&どちてGIRL』はスルーしていただき『ライザップ-RIZAP-』ならぬ『サンワップ』のⒶ&Ⓑをご覧いただきたい・・・さて、あなたはⒶとⒷのどちらを見て『おっ、頑張ろう!』とお思いになるだろうか?これは先日のセミナーで聞いたパクリなのだが・・・Ⓐと思った方!Ⓐと思った方は、まず『ヤバい!頑張ろう!』と思ったハズである。このままではヤバい!なんとかせねば!と。コレは大きく分けてネガティブな考え方なようで、こうなってはイケナイ!こうならぬように・・・と、ある種KY(危険予知)しながら行動し、Ⓑに辿り着くまでに起こり得る危機を事前に予測し回避・クリアしながら前へ進むタイプ、だそうである。ではⒷと思った方!Ⓑと思った方は、まず『ヤバい♪頑張ろう♪』と思ったハズである。同じ文章のようだが、これはヤバい♪(若者言葉?)こうなろう♪と。コレは大きく分けてポジティブな考え方のようで、こうなりたい!こうなる為には何をすれば・・・と、ある種~明確なビジョンがそこにあり、それに向かってまっしぐら!何か問題が起きれば、その場その場で対応対処し突破して前へ進むタイプ・・・だそうである。AとBどちらも進むベクトルは同じだが、気の持ちよう~考え方は真逆である。さて、敢えて極端に分けた2パターンだが、あなたはどちらのパターンだっただろうか。

私は、そのセミナーで問われた時~Ⓐを選んだ。時折、Ⓑのようにドォーン♪と行っちゃえ!的な事もあるが、皆様の生活を守る責任を果たすため、慎重かつ石橋を叩いて~決断を下す日々である。←あ、カッコイイこと言っちゃった。さて、カッコイイこと言っちゃった後に、今の私の体型は完全にⒶである。CGでチト膨らませてはいるが・・・完全にⒶなのである。さぁ~こちらの方も、頑張らねばっ!!

【三和新聞】209号

2018-05-30
第209号 異国の地での労働
writer: 杉 浦 秀 幸

 先日、フィリピンエンジニアが5名入社してきました。2年前にも設計エンジニアとして3名入社しており、外国籍のメンバーの比率も上がってきています。生産現場でのメンバーは以前から数名、在籍していますがエンジニアとしての入社は今回で2回目となり今後の活躍を期待しています。今回は、【異国の地で労働をする】ということについてお話ししたいと思います。

 現在、私が所属している『専用機製造部』ではお客様から依頼された機械を国内は勿論、海外にも出荷しています。そしてお客様の依頼により現地据え付け、調整工事も行いますので私も多くの海外出張を経験してきました。その時、強く感じたことは【日本は安全な国だ】ということです。最近では日本でも凶悪な犯罪が増えてきていますが、それでも海外に比べるとまだ安全だと感じます。私が13年前に東南アジア地域に出張した時の話です。休日の昼間に同僚と2人で買い物に出掛けた時に信号待ちをしていたところ、同僚のまわりに3人の男たちが近寄ってきて話しかけてきました。その後、同僚が急に「やめろ!」と怒鳴り彼らを突き飛ばしました。私は少し離れていたので何が起きたのか理解出来なかったのですが、後で話を聞いて驚きました。それは海外でよく使われるスリの手口だったのです。数人でターゲットの気を引いている間にもう1人が財布を盗もうとしたのです。

私は以前、中国で財布が入ったカバンを置引きされた経験から出掛ける時には財布を持たずに現金をズボンの前ポケットに入れるようにしていました。同僚はウエストポーチをしていたので現地の彼らから見ると『この中にお金が入っている』と教えてくれているようなものだったのでしょう。実際、他の仲間も地下鉄でウエストポーチをしていて被害にあったそうです。日本では女性はカバンを肩から掛けて口を閉めず財布が外から見えるように入れてあったり、男性も長い財布をズボンの後ろポケットに入れている人もいます。それはあまりにも無防備なことで改めなくてはいけない事とは思いますが、そんな光景を目にする度にやはり【日本は安全な国】なんだと実感します。きっと日本で働く外国の方たちは日常生活が安全に過ごせることで仕事にも一生懸命取り組むことが出来るのではないでしょうか。

もう一つ海外出張の時に感じたことは【言葉の壁】です。現地スタッフへの仕事の説明・食事・買い物などが当然すべて英語になります。今ではスマホの翻訳アプリなどがあるため便利になりましたが、以前は英会話の本を片手に伝えたい文章を調べたり、紙に書いて見せたりしていました。私は学生時代から英語が苦手でしたので、相手が言っていることが何となく解るようになってもそれを英語で答えることが難しく苦労しました。その上、発音が違うようで全く伝わらない事も多くありました。帰国すると必ず『英語を勉強しよう!』と思うのですが結局長続きせず、未だに苦手意識があります。私の場合は短期間の渡航が多く、数週間か長くても2ヶ月程度の滞在だったので何とか仕事を終えて帰国することが出来ました。しかし、長期滞在で日本の技術を学びに来ている外国の方たちは仕事に加えて住んでいる地域とのコミュニケーションも必要になってきます。その苦労と努力は計り知れないと思います。

某テレビ番組で出川哲朗さんがアメリカでスタッフの協力なしで『自由の女神に1人で行く』という企画がありました。出川さんが必死に英単語を話しているのですが全く伝わらず苦労していました。それでもジェスチャーやイメージする単語を伝えていました。その結果最後には目的地に到着できたのです。私も出張へ行っている時はまさにコレと同じでした。大切なのは言葉が解らなくても伝えたい事を必死に表現することです。仕事においてもこれと同様な事が言えると思います。自分のやりたい事、伝えたい技術を言葉や行動で必死に表現し、また相手の意図もきちんと理解することが大切だと思います。【言葉の壁】がない会社の仲間と目的意識を同じにして【壁がない会社】にしていきたいものです。フィリピンエンジニアの皆さんは日本語、私たちは英語が話せるように頑張っていきましょう!

【三和新聞】208号

2018-04-29
第208号 春の風物詩
writer: 太 田 敏 浩

 地域ごとにそれぞれ春の風物詩があると思いますが、私の地元の風物詩といえば『ワカメ拾い』です(我が家でのみ風物詩扱いかもしれません)。私が子供の頃は、ワカメは自治会の貴重な収入源で、村中の大人が海に入ってワカメを収穫しトラックに載せて売りに行くという一大イベントでした。今では行事も無くなり、ワカメは自治会の『口開け』の合図を皮切りに個人での収穫を行うようになっています。私の父は毎年のワカメ取りを楽しみにしていて、『口開け』までの間、海の高台からワカメが群生しているところに狙いを定め、『口開け』の合図を、まさに口を開けて待っている人でした。寄る年波には勝てず、最近は海に入ることは無くなりましたが、浜辺に寄ったワカメ拾いは毎年の春先からの楽しみのようです。そんな海好きDNAを引き継いだ私ですが、これまで海に執着することなく生きてきたのですが・・・。

 私は昨年から毎朝、犬の散歩で足腰の鍛錬も兼ねて浜辺を歩くようになりました。冬の早朝は空っ風が身に沁みますが、浜辺に出ると北風は防風林に遮られ意外と快適です。そんな2月の初め頃、浜辺に流れ着いた小さなワカメを見つけ、拾って家に持ち帰りました。新ワカメは香りが若々しく、朝の味噌汁にうってつけですので家族にも喜ばれます。それからワカメを見つけると拾って帰る様になり、2月から3月へと月日が移るにつれ、日によっては驚くほど大量なワカメが流れ着くこともあり、ビニール袋をポケットに入れて散歩するようになりました。やがて持っていくビニール袋が一回り大きくなった頃、ワカメ拾いが朝の散歩の目的に変わっていました。その頃になると浜辺に寄ったワカメを狙うライバルも登場し始めます(主に、早起きお爺様&お婆様)。ライバルに負けじと日の出が早まるに従って目覚まし時計の設定時間も早まっていきました。次第に日の出前の薄暗い浜辺でも他の海藻の中からワカメを認識できる能力が備わっていきました。3月も終わりになるとワカメのシーズンも終わりに近づき、手ぶらで帰る日が一週間続いたりします。そんな4月の早朝、砂浜に大量のワカメが流れ着いている日がありました。4月のワカメは大きく成長して1本が2メートルを超える大物です!出勤前の朝から大汗をかきながらワカメを拾い集める自分はすっかりワカメ拾いにハマってしまったようです。今では家族に「もういらない!」と言われても拾わずにはいられなくなってしまいました。ワカメ拾いは私の仕事となり、今年の父はワカメ拾いに行っていません。今後の我が家でのワカメ拾いは私で定着のようです。

 つい最近、休日の昼間に犬の散歩で浜辺に出掛けてみると大潮で潮が引いて、いつもは海の中に隠れている岩場が海面から現れていました。岩にはぎっしりと付いたワカメが確認できます。今までせっせと拾っていたワカメは氷山の一角に過ぎなかったのです。お釈迦様の掌の孫悟空の気分ですが、ワカメの多い岩場に目星がついたので来年のワカメ拾いが今から楽しみです。

 楽しい時に脳内で分泌されるのが『やる気ホルモン』の『ドーパミン』です。ドーパミンはワクワクしたり、成功したりすると分泌される脳内伝達物質です。ワカメ拾いに一喜一憂している時、私の脳内ではドーパミンが盛んに分泌されていたことでしょう。仕事においても『探求心や想像力』を持ち続けることでドーパミンが分泌されてモチベーションや集中力が高まり、より良いモノづくりに繋がっていくと思います。今話題の『働き方改革』や『生産性の向上』にも一役買いそうですので仕事の中にワクワクを見つけることが大事だなと思います。

 以前、お客様との会食の席で「太田さんは何か作りたいものがありますか?」と問われたことがあります。その時は、その問いに答えられませんでしたが『モノづくりの楽しさ』ってそれなんだなと、すごくハッとさせられました。仕事に追われながらも『モノづくりは楽しい』という原点を忘れずにいたいものです。そしていつか!三和の『愛DEaBOX』にみんながワクワクするようなアイデアを投函したいですね♪

【三和新聞】207号

2018-03-30
第207号 Let’s cooking♪
writer: 菅 沼 稔

 寒さも和らぎ、今年もあっという間に4月となり進学のシ-ズンです。我が家の次男坊もこの春、中学を卒業し高校に進学します。「将来どんな仕事に就きたいの?」と聞くと返ってきた答えは『You Tuber(ユーチューバー)』でした。このところテレビでもたまに見かけるSNSに動画を公開して広告収入で生活している人達の事です。最近は中学生の【将来の夢ランキング】でも上位になっており、中には年収1億円以上を稼ぐ人もいるようで・・・情報社会が生んだ新しい職業です。そんな次男坊の受験シーズンの真っ只中に私、インフルエンザに罹(かか)ってしまいました・・・。

 毎年のようにインフル流行は訪れるものの幸いにも自分がなることが無かった為、油断していたのか?はたまた体力が落ちたのか?実に13年ぶりのインフルエンザでした。受験前の次男坊に移すワケにはいかない為、完全隔離を徹底し家族との連絡はスマホの『LINE』で行い、食事等の運搬係りは既にインフル完治の長男の役目!発熱中は奥さんとも顔を合わせていません。そんな隔離の最中、スマホで料理について勉強しておりました。実は最近少し・・・料理にハマっているのです。

 キッカケはコンビニのアルバイトに出掛ける妻に代わって日曜日の夕飯が私の担当になったことです。これまでも休日のお昼に子供達の為にチャ-ハンや焼きそばを作って奥さんのご機嫌を取ることは有りましたが、手の込んだ料理は皆無でした。しかし最近はスマホのアプリで検索すれば沢山の料理レシピが出てきます!私が知っている料理アプリといえば『クックパッド』くらいでしたが調べると色々なアプリがあり、今一番のお気に入りは『クラシル』というアプリです。これは料理レシピを早送りの1分動画でとても分かり易く紹介しており、凝った料理レシピに有りがちな聞いたこともない調味料や食材が無く!冷蔵庫の残り物を簡単に美味しくする事をコンセプトにしていてユーザ-の心をしっかりと掴んだアプリだと思います♪

 さて、先ほどのインフルエンザ療養中にスマホで【低温料理法】なるものを発見しました。これは料理研究家の『水島弘史シェフ』が提唱する料理法で、強火で調理するのが当たり前と思っていた野菜炒めやチャ-ハン等を低温で仕上げるような・・・これまでの常識を覆す!目からウロコのレシピを科学的な根拠に基づいて紹介しており、非常に興味を惹かれたので試してみました♪色々と紹介されているのですが、今回は自分が実際に試してとても感激した!低温加熱法の『寄せ鍋』について紹介したいと思います。

 まず始めに出汁を取るのですが、鍋に張った常温水に肉や魚の具材を入れ、弱火で65℃になるまで加熱し5分程この温度を保ちます。常温の水からゆっくり火を通すことで具材の旨味を最大限に引き出し、同時にアクや臭みも取り除ける様です。この後、具材を全て取り出してから90℃まで加熱して出汁を漉(こ)すのですが、この時!ビックリする量のアクが鍋底に張り付いています。これに塩味をつければ出汁は完成です。後はきれいに洗った鍋に出汁を戻して火を点ける前に野菜・キノコ・先ほど出汁を取った肉&魚すべての材料を入れて弱火で80℃まで加熱したら火を止め、蓋をして20分で完成です♪弱火でゆっくり加熱することで野菜の細胞を壊すことなく旨味を閉じ込められ、野菜本来の味をシャキシャキ食感で味わえるのです。ポイントは温度で、ゆっくりの加熱と沸騰させないことが重要なので私は温度計を買って理科の実験の如く!チャレンジしてみました♪肉も魚もプリプリ食感でポン酢をかけても良いのですが、出汁がしっかり出ているので塩味だけでとても美味しく!お勧めで~お試しあれです♪

 その他にも紹介されているレシピのどれもこれもが斬新で、一見『眉唾?』な調理法にも感じますが、味については試す価値アリです。さて、ここで話しは急展開ですが!仕事においても経験や知識が蓄積されるほど【固定観念】に縛られて物事を考えてしまいがちですが『物事の本質をしっかりと見極め』尚且つ、冒頭の『You Tuber』のように時代の波に乗れる様な【新しい道】を模索し、精進して参ります。

【三和新聞】206号

2018-02-28
第206号 続ける挨拶
writer: 彦坂 訓克

 今年の冬、17日間の大イベント。世界から集まった冬のアスリートたちが、金メダル獲得に挑み、日本選手団が獲得したメダル数も過去最多となった『平昌オリンピック』の幕が下りましたね。数多くの感動と興奮を与えてくれたオリンピックでしたが、今年の春は我が家でも感動と興奮のイベント?が有ります。一人息子が無事に高校卒業となり、4月からは【専門学校生活】が始まるのです。皆さんがこの記事を読む頃には卒業式を終えていることにはなりますが、またひとつ大人の階段を登るぅ~♪息子の成長をしっかり見届けたいと思います。(歳とったな~・・・)今回はそんな一人息子の【親ばか】思い出話をしたいと思います。

 私は子供の頃の育った所から離れていないので息子も自動的に幼稚園・小学校・中学校は私の母校と同じでした。高校についても進めた訳では無いのですが、当時の私と同じ様なことに興味を持ち、私の母校で(本人に言わせれば)勉学してきたそうです・・・。そんな同じ道を歩んできた息子も早いもので、もう18歳。何か特異な事が有るわけではないですが、挨拶はしっかり出来、人を思いやれる素直に育ってくれて良かったなあ~って安堵しています。(超親ばかです!)そんな素直な所は家内あっての事だと思っています。当たり前?かもしれませんが、家内は機嫌が悪そうな時でも朝は、【笑顔】で「おはよう!」出掛ける時には「行ってらっしゃい!」帰って来た時には「お帰り。お疲れ様~♪」と、必ず毎日挨拶を私や息子にしてくれます。欠かした事の覚えは有りません。私も息子が小さい頃から帰宅すると家内と息子に「ただいま~♪」息子の返事が無い時は「ただいま~!」「ただいま~!!」返事が有るまで言い続けた事もありました。そんな事で今では、朝は寝起きでぶっきらぼうの時が多いですが「おはよう~」私の帰宅が分かれば部屋から「お帰り~、お疲れ様~」と【癒しの声】がいつも聞こえてくるようになりました。

 若気の至りですが?私も子供だったな~(言い訳ですが・・・)息子に対して今でもすごく反省している事がいつも思い出されます。それは幼稚園に入った頃に『目覚まし』を頼んだ事が有りました。時間になると家内に言われ息子が「父ちゃん!時間だよ!起きて♪」って、起こそうとして私の顔を手でパンパン叩いてきました。その起こし方に何だがすごく怒りを感じてしまい、私はガバッ!と勢いよく起き、息子に「コラ~!てめ~!もっと違う起こし方できねーのか!!」って2~3発、ビンタってしまいました・・・。息子としては頼まれごとをしたのに怒られ、何が起こったか?何が悪かったのか?分からなかったのでしょう。泣くことも忘れ、顔面蒼白!固まっていました。とっても怖い思いが、もしかしてトラウマに?未だに「起こして~♪」って気軽に頼んでも絶対にこれだけは断られてしまいますし、私が寝ている近くでは、起こさない様にとても気を遣っているらしいです。(とても素直に育ってくれました・・・)

 また、一人でお風呂に入るようになった頃の話ですが、どちらが先に入るかで息子が先に入る事となり、私も早く入りたかったのですが、なかなか息子がお風呂から出てきた気配が有りませんでした。私は、しびれを切らし風呂場の様子を見に行くとなんと!息子はすでにお風呂を上がって自分の部屋に・・・「おーい。ちょっと来い!」息子を呼び出し「人が待っているのに出たら『出た!』ってちゃんと言わんとわからんだろ!!」「待ってる方の事もちゃんと考えろ!!」(この時は1発もビンタって無いですよ・・・)次の日からは、自分がお風呂入るのが最後だとしても、(私が不在の時でも)必ず毎日いつも「お風呂出たでね~」っと言って、教えてくれるようになりました。

 4月から新たな学校生活が始まりますが、家の中と同じように挨拶をしっかりして人を思いやり、大いに学び進んでこれからの人生に活かして欲しいと思います。

【三和新聞】205号

2018-01-29
第205号 バラエティ
writer: 小谷野 一彦

 先日、私の父(84歳)が車の運転を誤り、縁石に乗り上げる事故を起こしました。幸いにも人を傷つける事故ではありませんでしたが、少し道路を塞ぐ形で動けなくなったため、警察が交通整理をしなければならないほどの大ごとになってしまいました。父からの電話で現場へ向かうと警察の方から声をかけられました。事故ではないため聴取というよりは免許返納を進めるお説教でした。「色々と事情があるとは思いますが高齢者の事故が多いので、ご家族の方からシッカリ免許返納を進めて下さい!」その時期が近づいていると理解していましたが、これを機に警察の方が言われた通り免許返納を父にすすめることにしました。父を呼びその旨を伝えると、素直に承知してくれ「色々迷惑かけたな、すまん。」と免許を渡してくれ、私は「お疲れ様でした。」と返そうとすると、涙で言葉が詰まってしまいました。事故の心配や不安は無くなりましたが、家族にとって生活スタイルが大きく変わる出来事となりました。どう変わっていくのかは見当もつきませんが、家族とはその都度考えていこうと話しています。

 話は変わり、そんな出来事のあった夜、録っておいたバラエティ番組を見ると『元SM●PのN氏』が今年3月に番組終了が決まった出演者さん達にこんな話をしていました。「コンサートやお芝居などはクランクアップや千秋楽など必ず最初から最終日があり、その最終日に向かって全力を出して行きますがバラエティ番組は最終日がなく、逆に最終日がこないように番組を作って行くものなので終了が来るこということは残酷だ・・・」と。会社に置き換えると歌やお芝居は、納品検収を目指した専用機の進め方で、量産は継続仕事として日々の生産を行うので、バラエティに似ているなと感じ【バラエティ】を少し調べてみました。元々バラエティの語源はラテン語の『まだらの』を意味した言葉で『種々の多様な』となり『変化があること・多様性』という意味で使われるようになったとありました。(日本では『バラエティ=お笑い』もあるよう。)2014年3月末で終了した『笑っていいとも』は皆さんご存知だと思いますが、この番組は32年間続いた長寿番組で歌・トーク・ゲーム・クイズなど、番組内コーナーも多種で、出演者も司会・アシスタント以外レギュラー人は曜日ローテーションで毎日変わっていました。バラエティ(変化、多様)の王道をそのままいった番組でした。ただし、王道だけで32年続けることは不可能だと思い、もう少し考えてみました。バラエティに反し32年間変わらなかったコーナーがあります。それは『テレホンショッキング』です。ゲストは毎回変わっていましたが初回の桜田淳子から始まり、最終回(8054回)ビートたけしまでずっと続き『タモリとトークする』という内容も変わりませんでした。(ゲストを呼ぶスタイルは少し変わったようですが)明石家さんまとのトークコーナーやゲーム・クイズのコーナーはどんどん内容も変えているのに『変えないもの』があったのです。何故変えなかったのか、勝手な解釈ですがタモリが『一番やりたいこと、得意なこと、楽しいこと』だったのではないでしょうか?

 今年に入り【変化】というキーワードを会社で何度も耳にして頭に残っていましたので、前号に書かれていた変化について私も考えてみました。変化には色々あり【自分で変えられるもの】これは良い方向にどんどん変える、人を介してでもどんどん変える、変化をさせていくことでドンドン成長し人生を豊かにすることが出来ると私は思います。【自分で変えられないもの】これは親子の関係や他人の性格(笑)などで、変えることが出来ないと思うことは諦めて自分自身の気持ちを変化させてそれを受け入れる。『諦める』とはマイナスイメージがあるかもしれませんが、私は気持ちを切り替える意味で必要なものだと思っています。【変えてはいけないもの】私の場合は『負けん気、向上心』と私の性格(笑)そして何より自分を大切にすること、ここが『テレホンショッキング』のポイントの【継続】に必要なことだと思います。

 無趣味だった私が30歳を過ぎて趣味を持つようになりプライベートも随分と変化してきました。『ゴルフ』のポテンシャルはあると言われたことがありますが、残念ながら実力がなく相変わらず3ケタを打ってしまいます。『弾き語りギター』はちょくちょくライブハウスで演奏させてもらいますが緊張のあまり手が震えているため、それをからかわれて遊ばれています。また『マラソン』『自転車』ときには『塗り絵』にも挑戦してみました。どれも人より抜きに出るような才能はありませんが運よくこんな私でも受け入れてくれる仲間に出会い、その仲間との会話はそれぞれの趣味の話が中心なので私にとって楽しく【バラエティ】に富んだ【変化】のある会話となっています。それに加えて私には変わらず使える【色黒鉄板ネタ】があり、とりあえずの笑いもとれるため皆さん私に飽きずに仲間でいてくれているのかな?(笑)

【三和新聞】204号

2017-12-31
第204号 120%の変化♪
writer: 新妻 吾郎

 明けましたネ~おめっ!ことヨロで御座います♪←省略御免。この御挨拶を半年ほど前にした気が~もう1年!・・・早いモンである。さて、私は今年~満50歳。人生50年と云われた時代なら~もうソロソロ『お呼び』が掛かる頃合い・・・若干3年ほど前に掛かりかけたが・・・。そして、話しはズレるが~私が『私は、もう大人だ!』と初めて思ったのは9才から10才になる時である。今日から大人だ!と思った、セブンイレブン(7月11日)誕生日の朝!登校途中の太陽に向かって目をつむり・・・深ぁ~く息をして瞼に映る真っ赤な色彩と陽射しの温度を感じながら~カッ!と目を見開いた時!『俺は、今日から大人だ!』と思った事を今もハッキリ憶えている。(昨日の事も忘れるくせに。)さて、何故に9才から10才が大人なのか?それは単純に年齢が一桁から二桁になるからである。三桁になる事はそうないだろうと思ったが、近年~医療進歩により三桁までの『超大人』の方も増加傾向だとか・・・。次に、私が『もう大人だ!』と思ったのは16才の時!原チャリで公道を走った時であり~大人(社会)と同じルールに立ったからである。まぁ~正確には「ぬぅ~すんだバイクで走り出すぅ~♪」15の夜だったかも知れない・・・。

 『三つ子の魂百まで』古来から伝わる格言によれば~人の成長は生まれて3年の間、脳内を含む体の細胞分裂スピードが尋常ではないスピードで急成長し、その時の育ち方や環境が作り出す心の『木の根っこ(根幹)』のようなモノが形成され年輪を重ね、性格・能力・あらゆる『人間力』が生まれ育ち、人生を築き上げていく・・・ようである。(ザッと簡略したが、この話題だけで新聞ひとネタ出来るので~端折る!)・・・で、ウチのひまりは~2ちゃい。天使のような可愛さと悪魔的なトコロが共存しているが・・・やっぱり可愛い。←相変わらずの親馬鹿。育て方が正しいかどうかはワカランが~伸び伸びと育ち!やはり、その成長スピードには目を見張るモノがある。もうソコソコ上手に箸を持ち、私にご飯を食べさせてくれて、風呂上りにはパンツも履かせてくれる。←既にワタクシ、娘に介護を受けております。

 そんなヨボった私も、大人?になろうと去年から自分に【変化】をつけている。ひとつは前々回の新聞にも書いたキーボードの、指の置く位置である。右手だけ1つ右へ矯正移動した。自己流で覚えてしまった感覚から右手1つズラしただけで、もう~別世界!忙しく時間の無い時はイライラ倍増!本当に苦しかったが【変えるんだ!変わるんだ!】という意志の元、今ではソコソコの速さでブラインドタッチが出来るようになり、昔の指位置に置いてみると~コレまた別世界!もう今の指位置じゃないと文字が打てない自分がいる!次に挑戦したのは左手で食べる事。たまたま右手を怪我したのがキッカケだが、昔から怪我が絶えないので~両利きなら便利♪と思い、ソコソコ昔から何度もやっていたので~コレは結構すんなりとイケた。ただ一番、手こずるのは~焼魚である。私は『漫画』のように骨だけ綺麗に残して食べるので、それには繊細なタッチの箸捌きが必要でありソコだけちょっとムズいが、まぁーなんとかソコソコ。ついでに歯も右側で食べる癖があったのだが左側で噛むように矯正した。今は左側にウェイトを置き、左9右1ぐらいだろうか。左手で食べ、左側で噛めば刺激が右脳へ行き『ヒラメキ』が活性化するのではないかと勝手に信じ込んでいる。そして、もひとつ変化させたのはペンの持ち方である。これは言葉より挿絵をご覧頂きたい。チョットの事なのだが『ペンだこ』が異常に出来る私にとって、この親指を入れ込む自己流と標準のお手本形は少々書きづらさを感ずるが『ペンだこ』は出来にくい。なかなか文字も手で書かなくなったご時世だが、書くときは筆持ち型の『基本形』を常に意識している。

 さて、全ては小さな変化ながら~自らが決断し『変えていく力』を養う事は大切である。格言ではないが【良い癖が入ると~悪い癖が出ていく!】と私は思う。とにかく!定着するまで【やり続ける事】である。良いことを取り入れて、良い方向へ導くのは自分次第!そして、私の今年の目標は【THE 英語】である。あ!言っちゃった。しかし、やらざるを得ない状況・動かざるを得ない状態に自らを持って行く事が習得し成長する秘訣である。去年の11月1日から三和もスクラム編成し【変化】する事に挑んでいる。様々な世の中の状況変化に対応・順応・追従して行かなければ、我らに明日はない!さぁ~今年も本気で1年!120%の力で頑張ろう!

【三和新聞】203号

2017-11-30
第203号 老いる前に
writer: 小林 照宜

 今年の春、1番下の娘が高校を卒業し進学しました。我が家には長女、長男そして次女と3人の子供がいるのですが、やはり末っ子はいつまでも可愛く、ついこの間まで保育園に通っていた様に感じます。そんな娘がもう大学生!自分も歳を取ったと痛感します。その彼女が今年から家から出て1人暮らしを始めました。家に帰って食卓についても、いつも座っていた所は空席。なんだか寂しい気がしています・・・。

 現在娘は東京で、看護を学んでいます。数年前に放送された医療関係のテレビ番組に感化されてか『ドクターヘリ』に乗ってみたい!と言い出して以降、進路を【医療関係】に絞って勉学に励んできました。残念ながら高校時代は部活に精を出し過ぎて学業が伴わず、第1希望であった医師への道は叶いませんでした。しかし、それでも【医療関係者】になる!という彼女の意志は固く、看護師を養成する大学校に進学することができました。さて、4月の初旬に入学式があったのですが、家内の都合が悪かったため自分1人だけ入学式に付き添いました。ほとんどの生徒が女性の学校なので少々出席をためらいましたが、折角の娘の晴れ姿を見たい気持ちで出席しました。一般的な学校と同じく入学式では学長の挨拶があります。入学式での挨拶というものは大抵つまらないものですが私たちの健康にもかかわる話が多く、さらに娘の将来を考えると自然と真剣に聞き入っていました。国の最新医療を学ぶ『国立高度専門医療研究センター』の看護師を育成する教育機関であること、その『国立高度専門医療研究センター』が全国に6つあり愛知県内には『国立長寿医療研究センター』があることを知りました。私を含めて家族全員、老後はその研究センターで最先端医療を受けながら過ごせないかと淡い期待を抱いています。

 娘が医療関係に進んだこともあり、今までは何の気なしに見ていた医療関係のニュースも興味を持って見るようになりました。昔は『不治の病』とされてきた癌も全ての人が完治なる所まではいかなくても延命することができるようになりました。また、胎児超音波検診の進歩にも目を見張ります。私の長女が生まれた頃は超音波検診の走りでセンサーをお腹に当てただけで胎児の姿が見えた事に大変驚きました。次女が生まれた頃になると画像が鮮明になってきて検診の度に大きくなっていく子供の姿に感動をした事を覚えています。今ではカラーで見える検査もあるようで日進月歩で発達する技術の進歩に驚かされます。

 特に今後の医療で大きな期待をしているのは『iPS細胞』です。2012年にノーベル生理学・医学賞を受賞した山中教授が研究を続ける『iPS細胞』は、再生医療の切り札とされ日常生活を楽しめる寿命である健康寿命を大きく伸ばすことが期待されています。有り難いことに私の両親も健在で、毎日早朝から畑仕事に赴き健康に暮らしています。しかし80歳を超えたいわゆる後期高齢者ですので、いつ病気になったり介護が必要になるか分かりません。自分自身もそうです。今日これからでも病気を発症し、事故に合い、受傷するかも知れません。そんなときに『iPS細胞』が有れば病気や怪我を負った細胞を再生させる核となり私たちの健康を取り戻してくれることでしょう。これからの日本は急速に高齢化が進んでいくと云われています。娘は高齢化の流れに合わせ長寿医療を主に勉強したいと言っています。『iPS細胞』の実用化にはまだ時間がかかりそうですが、とても期待しています。

 これからの日本は今まで以上に医療が大事になっていきます。近代看護教育の母であるナイチンゲールが「進歩し続けない限りは、後退していることになる。」という言葉を残しています。娘も毎日の勉学や実習で、医療人としての進歩を続けているはずです。私も技術者として娘に負けない様、毎日着実に【進歩し続ける努力】が必要不可欠であり。実践する所存です。

【三和新聞】202号

2017-10-31
第202号 やる気スイッチ
writer: 渡辺 健二

 「早く着替えて!準備して!」と嫁の声が響く渡辺家の朝。この声は我が娘(名前は菜乃)に向かってほぼ毎日放たれています。娘は幼稚園年長で来年からは小学生。そろそろ『自分の事は自分でやる!』という事を学んでほしいものです。しかしマイペースな娘はいつもリビングでゴロゴロするか、ボケーっと座っているだけでなかなか動こうとしません。あまりに動かない娘に対し僕が「菜乃!」と一喝入れると泣き出す始末。こうして父親を無視する娘が出来上がっていく訳です・・・(涙)

 娘の『やる気スイッチ』はどこにあるのでしょうか?そんな日々を過ごす中ある1人の人物が頭に浮かびました。その人物は東京大学・大学院・薬学系研究科の池谷裕二先生です。この先生は薬学系研究科所属なのですが脳科学も研究しているという異色な方です。以前この先生の講演を聞いたことが有り、その講演が非常に興味深いものでしたので皆さんに共有したいと思います。
 
 さて、皆さん!『脳が体に指令を出す』という事を聞いたことはありませんか?この考えは脳科学的には逆に考えられることが多いそうです。『体が動いて脳が判断』だそうです。このことが証明された実験があります。鉛筆を口でくわえながら漫画を読む実験です。鉛筆のくわえ方を『①棒を縦にしてくわえる』『②棒を横にしてくわえる』と2通りで同じ漫画を読みます。そしてどちらのくわえ方が漫画をより面白く感じるか?を調べたのです。この実験でより面白く感じたのは『②棒を横にしてくわえる』でした。横にくわえると口角が上がりますよね。つまり笑った時の顔に近くなり漫画の面白さもアップするという事です。脳が体から得た情報(つまり口角が上がるのは面白い時である)を記憶していて面白いと判断したのです。『笑うから面白い』言い換えると『体が動いて脳が判断』という事が証明された実験でした。

 もうひとつ今度は皆さんへの実験です。今回の挿絵の中に白黒の格子柄の上に緑の円柱が立っている絵があります。その中のAとBの色を比べてください。Aの方が濃く見えますよね。しかしAとBは同じ色なのです。そんなの嘘だ!と思われる方、周りの絵を全て隠してAとBだけを見てください。きっと「おぉー!」と言って納得していただけると思います。何故、このような事が起きるのでしょうか。そもそも人間の目が捉えることができる画素数は約100万画素だそうです。100万画素といったらデジカメが出始めたころじゃないですか!今では携帯電話でも1,000万画素が出ているのに。人間の100万画素の目では世の中のあらゆるものがモザイク状に、またはファミコンのドット絵の様に見えるのが普通です。しかしそこは脳が都合よく修正をかけてくれているため、僕たちはきれいな景色を見ることができるのです。そもそも脳は頭蓋骨に覆われ外の世界のことを何も知らないし自ら動くこともできないので、体や五感を使って(時に第六感を働かせ?)情報を仕入れるしかないのです。そして脳は外から得た情報を自分の都合の良いように解釈してしまう厄介なヤツなのです。

 では『やる気』はどうしたら出るのでしょう?その答えは脳を騙すことにあるようです。池谷先生は講演の中で【やれば、やる気は出る!】と言われました。例えば掃除、面倒くさいなぁと思っていても、いざ始めると夢中になって隅々までやってしまう。こんな経験したことありませんか。体を動かせば脳もその気になるという事です。さて話は娘の事に戻りましょう。池谷先生の理論を使って娘を動かそうと試みました。朝トイレに行くのも面倒くさがる娘は寝室から出てきてリビングでゴロゴロ。そこで僕は娘の両腕を持ち上げ強制的に立たせ、お尻をポンッと軽くたたいてみました。すると・・・なんということでしょう!娘がトイレに向かって歩き出したのです。トイレから戻ってきた娘は、またリビングでゴロゴロ。そこで僕は娘の上着の片腕を強制的に脱がしました。すると実に面白い!自ら着替えを始めたのです。始めの一歩、背中を押してあげるだけで動いてくれるようになったのです。皆さんもやる気が出ないなぁと思うことがあったら、まず一歩を踏み出す努力をしてみてください。『やる気スイッチ』は自ら押すのですよ!

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