第270号 PARENT AND CHILD

2023-06-30
第270号 PARENT AND CHILD

writer:新 妻 吾 郎

 今月の7月11日(セブンイレブン)で、私は55歳になる。来年は吾郎〜56歳なので55→56で、ゴーゴーゴロー♪となる。←だから、なんだ?しょーもなっ!…ご存知の方も多かれと思うが私は今この歳で19歳・7才・4ちゃい・1ちゃいの子供がいる。19歳の勇吾(ゆうご)は色々あって割愛するが離れ離れで暮らしている。お互い忙しいので会うのは年に2回程度か。その時は下の3兄妹にも会わせて皆、最高に『癒しの時間』を過ごしている。勇吾は今、母親には反抗期。しかし親父の私には全く反抗をしない。まぁ〜確かに年に2回しか会えない時に、下の3兄妹もいて反抗して小遣いも貰えないなんてアホやから反抗はせんのであろう。まぁ〜反抗され武力行使で来られた場合、愛息は剣道を小学校からやっていて全国でも成績を残し握力は90kgを超える。なかなか厳しい戦いになるだろう。我が身を振り返れば腰椎ヘルニア・尾てい骨 骨折・坐骨神経痛のトリプルパンチに高血圧・糖尿病・高コレステロールと成人病まっしぐら!…でも、寝かせてサブミッション(関節技)なら勝機あるカモ?と、いつの世も親は息子に負けたくなく子は親に勝ちたいという世の常である…。

  1ちゃいの莉來(りら)と4ちゃいの将吾(しゅうご)は目下!めっちゃ『イヤイヤ期』の真っ只中!莉來は私の誕生日の次の日に生まれたので今月2ちゃいだ。55歳の「ゴーゴーゴロー♪」なんて言っても2ちゃいの祝いにゃぁ〜敵わない。私の誕生日イベントなど莉來の…金魚のフンにも満たない扱いだが、まぁ〜嬉しい限りだ。ただ『ゴロー56歳イベント』の来年はシッカリガッツリやらして貰おうと企てている大人気ない男親だ。4ちゃいの将吾は『しょうご』と読まず『しゅうご』と読む。漢字は『将』の漢字を使いたく、通常は『しょうご』と読むが調べていくと『しゅうご』とも読む文献を見つけ…要は『しゅうご』の中に『ゆうご』が入っていて、お前たちは兄弟なんだよ!と云いたかっただけである。なので字画が良いか悪いかなどは調べた事もない。

  シューゴはヤンチャでリラはおてんば娘にスクスク育ってくれているが、まだ人間というよりも欲望のままに動く動物に近い。特に『疲れた』『眠い』『腹減った』は、それなりの言葉とジェスチャーで伝えてくるも要求が通らない時は途轍もなくデカい声での『ギャン泣き』が止まらない。特にリラの声は半端なくデカく、よく通る声で…家でも外でもドコでも大の字に寝そべってギャン泣きし、泣き止むまで1時間は止まらない。スマホで『アンパンマン』の動画を見せると稀にだが泣き止むので、その時はアンパンマン様様だ。このドコでも大の字ギャン泣きの光景は幼き頃の妹を彷彿させるので…DNAだなぁ〜と思う。大体、男はボケェ〜と!女の子はおマセなので2ちゃい差はあるが同い年だとお互い思い込んでいるようで2人でケンカになる時はマジでグーパンチの連打である。大抵はリラがクリーンヒットを決めてシューがマット?に沈み、またギャン泣き…我が家はいつでも『カオス状態』である。

  長女7才の『ひまり』は小2だが最近やたらと色気づいてきた。ネイルチップとかいう簡単に取り外しができる『つけ爪』をし、下手な化粧をして外へ出たがるのだ。莉來にもネイルチップを付けてやって、その横で将吾も見よう見真似で付けている。←お前はやめとけよ。4年ほど前はローラー滑り台で顔面から転げ落ち!救急車で運ばれかけ…顔面アザと血だらけで初登園し、今でも毎日どこかをケガしては血を流して帰って来る…血は争えん?これまたDNAか…。

  さて、人を育てるという事は非常に大変なことであり『仕事』でもある。今回は我が子を中心に書き綴ったが『人材』を『人財』と育て上げていく事もまた至難の業である。お題目の『親子(翻訳)』ではないにせよオーバーラップして捉えて頂きたいと、斯様(かよう)に思う次第である。子育ては親育て。出来の悪い子ほど可愛いと云うが…子供に教わる事もある。子供が持って来る『世界』がある。子供と共に成長する。子供は『最高の癒し』と『最大のストレス』を引っさげてやって来る。だが頭を支えて髪を洗う時の頭の重みを、ずっと手が憶えている。命を投げ出しても守り抜く存在である。新妻の妻は『育児』に毎日~24時間!翻弄されている。感謝して止まない。手伝える時は手伝うが…あまり家にも居ないので、頭は下がりっぱなしの思いである。

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