第234号 ニューノーマル

2020-06-30
第234号 ニューノーマル

writer: 太 田 敏 浩

コロナ禍も何となく落ち着いたような雰囲気の漂う日本では、近頃新しい生活様式の模索についての話をよく耳にします。はて?自分に当てはめて考えてみますと以前とそれほど生活に変化がありません。そもそも『3密』とは無縁の生活様式故に、せいぜい犬の散歩の時間を変えてみる程度の3密回避行動で事足りるはずが、なぜか顔見知りの老夫婦とは時間を変えても同じようにすれ違うのは摩訶不思議です・・・。

さて新型コロナウイルスの発生から『クラスター』『ステイホーム』『テレワーク』最近では『ウィズコロナ』『アフターコロナ』『ニューノーマル』などの横文字表記が随分増えました。アラウンド後期高齢者に属する両親も微妙に単語を間違えて言ってみたり、聞いたことはあるが何だったか?と2人で頭を悩ませてみたりと頭の体操に一役買っているようにも思われます。そんな横文字の中から『ニューノーマル(新しい常識・状況)』をピックアップして今回のお題目にしてみたいと思います。

『ニューノーマル』とは2007年から2008年にかけての世界金融危機、いわゆるリーマン・ショック後の【新たな状態・常識】を表した表現だそうです。最近、私的な『ニューノーマル』な出来事がありました。去る6月1日に、国民的スナックである柿の種の【柿の種:ピーナッツ】の比率が【6:4】から【7:3】へと変更されたのです。この変革は【当たり前を疑え!】をキャッチフレーズに国民投票を行い決定されました。柿の種はマイ フェイバリット スナックで、出張帰りのビールならぬ柿の種で一服こそ至福の時である私にとって、正に『ニューノーマル』な出来事でした。50年近く続けた比率を変えてみるって面白いと思います。興味のある方は食べ比べセットのプレゼントキャンペーンが7月3日まで実施されています。是非、応募してみてください。もちろん私は応募済みです。詳しくはwebで確認してくださいね!(あと、3日しかありませんが・・・)

仕事に置き換えると私の属する機械設計では、ドラフター⇒2次元CAD⇒3次元CADへと作図方式が変化していった事が『ニューノーマル』になるかと思います。入社当時はドラフターを使って作図していました。組立図を作図する前に、まずはレイアウトと縮尺を決めますが、それを失敗すると切った貼ったの残念な図面が出来上がります・・・。設備も切った貼ったしながらワイワイ作り上げた時代だったように思います。20年程前に2次元CADが主力の作図方法に変わりました。レイアウトも縮尺も自由自在!コピペも出来ますし、寸法も計算不要で間違い知らずです。同時に設備納期も短縮されました。2次元CADにより効率は上がりましたが設計時間は削減され、間違いが許容されない時代になりました。作図方式は手描きからパソコンに変わりましたが、図面は2次元図面のままだった為に、モノづくりの方法においては『ニューノーマル』にならなかったと思います。今現在は3次元CADの作図方式に変わりました。設備の形が立体で確認出来ますし、設備の動きも確認出来ます。2次元図面から3次元図面に変わったことでモノづくりの方法にも『ニューノーマル』な時代がやってくると思います。昔のようにワイワイしながら、これからは3次元データの設備を作り上げる事がモノづくりの始まりになるのではないでしょうか?若い人達には今まで当たり前だった常識を切り捨てて『ニューノーマル』を作り上げて欲しいです。なんだか楽しそうでワクワクしますね!!

さて、ワクワクするといえば、もうすぐ七夕ですので最後は宇宙に目を向けて終わりたいと思います。宇宙といえば『はやぶさ2』がリュウグウに向かって早5年になります。現在、数々の【世界初】のミッションを終えて地球に向かっています。『はやぶさ2』プロジェクトには『当たり前』が無く、常にチャレンジングでかっこいいです。ミッションが次の段階に進む度に「もういいんじゃないの?」って思いながらハラハラしていました。全てが『ニューノーマル』しか無い感じですが、成功の裏には色々なドラマがあったのではないでしょうか?映画化ありますかね?まずは、地球への帰還をワクワクしながら待ちたいと思います。どうか最後もビシッとカプセルをオーストラリアの大地にゴールしますように!!

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