第267号 オオタニサン

2023-03-31
第267号 オオタニサン

writer:太 田 敏 浩

 侍ジャパンWBC優勝おめでとうございます!準決勝では村神様が降臨して劇的な逆転サヨナラ勝ちに痺れました。そのお膳立てをした大谷選手のヘルメットを投げ捨てての二塁打と塁上での雄叫びもかっこよかったです。決勝戦では大谷選手が最後の打者を三振に抑えた瞬間、帽子とグローブを投げ捨てて感情を爆発させた姿に身震いしました。大谷選手が投打の中心になってグラウンドでもベンチでも自らとチームを鼓舞し続けました。侍ジャパンのメンバーがそれに反応し、仕事をこなしていくことによって世界一という結果に辿り着いたと思います。今回のWBCは大谷選手に始まり大谷選手に終わった正に【大谷劇場】でした。大谷選手は日本野球の繊細さとアメリカ野球の大胆さをハイブリッドした新しいタイプの野球選手だと思います。これからどんな伝説を残していってもらえるのか楽しみです。3年後のWBC開催を首を長くして待ちたいと思います。しかし!忘れないで欲しいのは世界最強の侍ジャパンに唯一黒星を付けたのが我がドラゴンズであることです。ドラゴンズこそ真の世界一と言い張りたいです。その為にも今年のペナントレースではWBCでも活躍した高橋選手を筆頭にドラゴンズ旋風を巻き起こしてくれることに期待します。

 さて話はガラッと変わりまして、私の母が亡くなって早くも1年が経ちました。炊事・洗濯・掃除と今まで母に任せきりだった家事全般を父と2人でこなしつつ、最近は何となく役割分担も決まってきた感じです。我が家にとって母こそが大谷選手だったと思い知らされました。これからは父との【ドタバタ劇場】を楽しめるように頑張りたいと思います。そんな日々繰り返される家事の中でも料理は楽しい作業です。朝ごはんは納豆ご飯とサラダで済ませていましたが、年明けくらいから目玉焼きを追加しました。目玉焼きのみでは物足らなくなり、薬味で買うネギが常に余り気味なので細かく切って卵の下に敷いて焼いてみました。元来『ネギ星人』なのでハマりました。最近はハムの上に大葉・ネギ・卵を乗せて焼いています。卵の白身が全体を覆い黄身の甘みが相まってお気に入りの味のコントラストです。卵はコレステロールを上昇させると言われ長らく敬遠してきましたが、最近では逆に下げるとの話もあり…正解はよくわかりません。しかし卵は大谷選手の様に単独での味わいのみでなく、全体を包み込む力を秘めている食材だと思います。価格が上昇していますが今後も朝の定番メニューとして大谷選手に負けないように進化していきたいと思います。

 続きましてカレーライスは母が亡くなってから月に2回程作っています。作り始めた当初は鍋の中で玉ねぎを炒めて色が付いてからその他の食材を追加して炒め、水を入れてカレー粉を入れる順で作っていました。最近はもう少し拘(こだ)ってフライパンでまず玉ねぎのみを飴色になるまで炒め、取り出してから他の食材をフライパンで炒めてから全てを鍋に移して水を入れて煮込む様に変えました。玉ねぎの炒め方は当初は弱火で炒め続ける作業でしたが、最近はある程度色が付いたら蓋をして蒸す事を繰り返すことで時短と色ムラが少なくなる効果が出たと思います。食材を切る大きさも父が食べることを考慮して火が通りやすいように小さめに切るようにしています。小さくすることによって味の一体感が高まったと思います。更に当初はニンニクを控えめに入れていましたが、最近はガッツリ投入しています。これによって味の盛り上がりが刺激的になりました。カレーにも全ての食材を包み込む力があると思います。更にカレーライスの上に目玉焼きを載せて食べるのが私の贅沢カレーです。カレーライスは父にも好評なので今後も色々トライしていきたいです。

 そんな大谷選手やカレーライスには実力だけでなく人々を魅了する力があります。『魅了』とは【人の心を鷲掴みにして、惹きつけてしまうこと】です。これが出来る事がプロの仕事だと思います。個人個人が【オオタニサン】になるのは難しいけど、まずは【コタニサン】や【ナカタニサン】になることで三和機工を【オオタニサン】に出来る様に皆で頑張っていきましょう!!それでは皆様、今夜はカレーライスにしませんか♪

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