【三和新聞】16号

2002-03-01
第16号 そういうこと

私はラーメンが大好きである。みなさんもそう、まず嫌いと言う人はいないのではなかろうか。飲んだ〆には、なんといってもラーメンに限る。コレが太る原因であるのは解っているのに止められない。先日も〆のラーメンを食べに、美味そうな門構えの店に飛び込みで入ったのだが、いやぁ~酔っていても判るそのクソ不味さ!今時珍しいその不味さにある意味感動し、立地条件の良さと門構えの良さだけで、お客をゲットしているその店の経営方針に呆れたのである。

3月【第40号】 そういうこと

中身が伴ってナンボの美味しんぼ・・・10年ほど前まではラーメンの中の具の王様!【チャーシュー】がチョット柔らかければ「この店は美味い!」とお客は並んだものである。がしかし、今やグルメ志向で舌の肥えたお客様方々・・・行列が出来るお店を維持していくのは至難の業である。そういうお店は日々の努力の上に更に精進を重ね、下味に微妙な創意工夫を凝らし、絶えずお客様を飽きさせず、満足させるよう少しずつ味を進化させているのである。そして名の売れたラーメン屋さんはカップラーメンなんぞにも手を出したりして全国的に知名度を轟かせ、更には最近(まぁ~2、3年前から)では全国各地に【ラーメン博物館】なるものまで造り上げたのである。そしてラーメン好きな私は先日も、新横浜にあるラーメン博物館に足を運んだのである。

9店舗で構成され激戦しているその【ラー博】のうち、3軒(北海道・東京・九州)のラーメン屋さんをハシゴしたのである。モチロン普段、少食の私が【フードファイト】のような大食いはとても無理なので、ハシゴが出来るように各お店のミニラーメンを食べたのだが・・・どれもこれも~そこそこは美味いのだが「コレだぁ~!」と、ピン!と来るものはなかったのである。それは何故か・・・私の舌が贅沢になってしまったのかしら?・・・とは思わない。どうも作り手に問題がありそうなのである。

美味しいお店の中でもあの人が作るラーメンは美味く、この人が作るラーメンはイマイチということがある・・・ほんのチョットの【さじ加減】が全く同じ素材を使っているのにもかかわらず【美味しい⇔イマイチ】という味覚に雲泥の差をつけてしまうのである。料理人、いわば職人の【技量の差】がそこにある。なので【ラー博】でも同様、店主が作れば天下一品の味わいながら、料理人なの?というバイトのような方を使っていては駄目なのである。時に店主よりバイトが作ったラーメンの方が美味い!なんてこともあるが、そんなことをいってると話がソレていくのでパス・・・店主は分身の術なんぞは使えないので味の統一化を図るのに必死なのである。また、お店が店舗を出し、更にはチェーン店へと拡がるほど、この問題は難関である。・・・技術の底上げが必要不可欠であり、ある程度までの技術レベルを合わせることが、この難問を解くカギ・・・大前提なのである。

話は少しズレますが、2月より三和(豊橋)の昼食の業者さんが変わりました。以前の業者さんには悪いのですが、良くなったことは火を見るよりも明らか・・・みなさんも肌で感じていることと思います。さて、この違いは何でしょう??・・・いやはや~今回は必要以上に、ミョ~にラーメンについて語った私の言いたいこと・・・もうおわかりですね・・・つまりは・・・【そういうこと】です。【しょうゆ~ラーメンのこと】ではありません!・・・お後が宜しいようで・・・。

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