第253号 節分で鬼退治!

2022-01-31
第253号 節分で鬼退治!

writer:彦 坂 訓 克

 2022年を迎えて早いものでもう1ヶ月が経ってしまいましたね。皆さんのお正月は日頃の疲れから解放され、ゆっくり良い年を迎えられましたか?年明け早々、新型コロナ(オミクロン株)は感染力に猛威を振るい感染者増加が続いています。こまめに手洗いをする・密を避ける・マスクをする…(←早く解放されたい!)など、今私たちが出来る事をシッカリ継続して行い早く収束させたいですねぇ~・・・

 2月(如月-きさらぎ-)の行事といえば節分ですが、『節分』とは、季節の節目である『立春』『立夏』『立秋』『立冬』の前日のことを言い、漢字の通り季節の分け目の日という意味で年4回有るんですって!(皆さんご存じでしたか?私は・・・)その中でも旧暦では春から1年が始まるとされていたので(ご存じでしたか?私は←しつこい?)立春の前日である春の節分が大切とされ、今では『春の節分』=『節分』という認識が広まったようです。最近では節分の定番ともいえるのが恵方巻き(私は最近知りましたが・・・←遅い?)ですね。恵方巻は、その年の縁起の良い方角『恵方』を向いて巻寿司を包丁で切らずに丸ごと一本無言で食べきると願い事が叶い、福を招くとされる食べ物とされています。太巻きの具は七福神にあやかり、また福を巻き込むという意味も込めて七つの具を入れるのが良いとされています。丸ごと食べるのは縁を切らないようにという意味が込められており、無言で食べるのは喋ってしまうと福が逃げてしまうからと云われています。また太巻きは鬼が忘れていった金棒という見立てもあるようで、食べる=鬼退治という意味も有るらしいです。因みに今年の恵方は北北西(ほぼ北)のようです。

 やはり節分の定番と言えば『豆まき』ですよね。『鬼退治=邪気払い』無病息災を願うのが節分という行事で季節の変わり目には悪いものが家に入りやすいとされており、それらを退治するために行われるようになったそうです。豆まきを行うのは鬼がやってくる夜でして(鬼滅?)生の豆ではなく炒った豆を使います。生の豆だと拾い損ねた豆から芽が出て邪気が芽を出すとして縁起が悪いとされているからだそうです(なるほど!って思いませんか?思ってほしいんですけど。)では、なぜ豆をまくのでしょうか?退治に使うものとして【魔(ま)を滅(めっ)する】という語呂合わせから豆をまくようになり『まめ』という言葉には体が丈夫であるという意味もあるため、節分に使われる豆は福豆と呼ばれ縁起が良いものとされているようです。って言ってる私も豆まきは子供の頃に家や幼稚園(ずいぶん前!)におこなった朧気(おぼろげ)な記憶しか無いですが・・・。。

 鬼を調べてみると鬼は大きく分けて【赤鬼】(欲望・むさぼり)【青鬼】(悪意・怒り)【黄鬼】(甘え・後悔)【緑鬼】(やる気が出ない・だらける)【黒鬼】(疑惑・愚痴)で、なんと!5種類(ナントカ戦隊みたいや!)の鬼が存在するそうです。仏教における5つの煩悩のことを五蓋(ごがい)といい、鬼は人の心に住む煩悩のシンボルとされており、その五蓋を鬼の色に当てはめて色それぞれに意味があるそうです。(そろそろ「へぇ~♪」ください。)私には、不愉快な事が起こると直ぐに激しく怒ったり、必要以上に物事を相手に要求してしまったりする赤鬼。自分が思い通りにならない事が起きた時の憤りや周りの人についつい八つ当たりしてしまう青鬼。「少しくらい大丈夫だろう」「何とかなるだろう」と甘えや後悔で失敗してしまう黄鬼。「自分がやらなくても誰かがやってくれるでしょう」とか「明日やれば大丈夫」とか何でも後回しにして失敗する緑鬼。彼奴(あいつ)が悪い、彼処(あそこ)が悪いと自分を正当化して他を疑う気持ちや不満を抱いてしまう黒鬼などなど・・・私の心は鬼ヶ島か!ってくらいに勢揃いで鬼が住み着いています・・・(最悪や)。

 邪気を祓い清め1年間の無病息災を祈るという事は願いや目的であり『恵方巻き』は福を招く『豆まき』は追い払う。と、思考は違いますが目的を達成するための行為であり【行動・実践】と言えると思います。私はこの行動・実践をずっとおこなってこなかったので心が鬼ヶ島になってしまったのでしょう。仕事に於いても『目的』【目】で見える【的】を明確に持ち!具体的な行動設定の『目標』【目】で見える【標】を掲げ!行動設定を実行していく事で目的を達成出来るのだと思います。「鬼は外!」「福は内!」今年からはしっかり【実行実践】して邪気退散!さぁ~目的果たしに鬼退治! 

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