【三和新聞】23号

2002-10-01
第23号 元気ですかぁ~!

「元気ですかぁ~!・・・元気があれば何でも出来る。」さて、この言葉は御存知の方も多かれと思うが、燃える闘魂!アントニオ猪木氏のいつものキメ台詞である。私はそれほど猪木氏のファンというわけではないのだが、しかし私が小学校5、6年生?の頃、とある関連でお会いしたことがある。それは新日本プロレスバリバリ現役時代、試合直後の控え室でである。サインも貰った。多分今も家のどこかにある、筈である。握手もしたし頭も撫でて貰ったが、気合い一発の張り手は貰ってはいない。<世の中には、こんなにアゴの長い人間がいるんだ。>という強烈なインパクトが、今も鮮明に残っている。そんな猪木氏が先日TVで10億円の保険をかけてスカイダイビングをやっていた。リングに降り立つといつも通りに「元気ですかぁ~!」と。ほぼギャグ的要素で会場が一気にドッと沸く。そしてゆっくりと次の言葉「元気があれば、何でも出来る。」ここでまた会場はドッと・・・しかし、この言葉には深長な意味合いが豊富に含まれていると、最近私は思うのである。

10月【第47号】 元気ですかぁ~!

【元気】とは文字通り【気の元】である。辞書を引くと①万物を生成する天地の精気。②活動の根本となる気力。③心身の健康で勢いのよいさま・・・と、ある。つまりは人間の、人生の、全ての、【源】であるということである。う~む、チョット哲学的になってきたかしら?ということで、森羅万象、全てに通ずる事の始まりの【気】、大事にしたい。しかしながら昨今、世の中を見渡せど、その【元気】はない。輪をかけて元気を吸い取られるようなことばかりである。身近なところで挙げてみれば、今年6月からの道路交通法の改正である。飲酒運転撲滅のための運転罰則強化・・・確かに「飲んだら乗るな」ごもっともである。東京限定ならまだ良いだろう。しかし公共交通機関など夜になれば無きに等しい地方郊外は、ちょっと飲みに行くのも車が当たり前である。車が【足】なのである。したがって駐車場を構えた郊外の居酒屋などの飲食業界はバタバタと倒れ、経済効果を圧迫するばかりの政府対策に「金は天下の回りもの」という言葉を知らんのか!と言いたい。そうじゃなくてもこの不況に喘ぎ、会社も個人もストレスで切迫した状態にコミュニケーションならぬ飲みニケーションの場も取り上げられては、どこで元気を取り戻せというのだろうか!おっと!ちょっと怒りで興奮してきてしまった!興奮ついでにもうちょっと訴えちゃおう!言論は自由である。・・・大体、法規制が中途半端である!30万円罰金なんてイヤらしいトコを掲げるぐらいなら「飲んで乗っても良し!但し、乗って飲酒以外の違反・事故を1度でも起こした人は永久に運転免許剥奪!更に人身事故で相手を死なせてしまった場合は本人も死刑!各自、飲酒運転に重大なる責任を持ち、事当たるべし!」とは言えんのか!・・・そりゃぁ~言えないだろうなぁ。(ひとり納得。)しかし確かに、この法規制強化により6月より死亡事故が激減したそうな。(とても納得。)かく言う私も何だかんだ言って「飲んだら乗らない精神」で、日々過ごしてはいるのだが・・・それにしても、「法規制」はチョット横に置いておいても、数々ある世迷い言のような事件や出来事に、どんどんツマラナイ世の中になってしまっていると感じるのは私だけだろうか・・・。おっと!今度は暗くなってきてしまった。イカンイカン!「人は心の力が弱くなると消極的なモノにひきつけられる。」これではイカン!「健康や運命に関係なく、いつも元気でいられるのが人間である。」と松下幸之助やロックフェラー三世も崇拝したという中村天風先生の言葉を引用してみた。偉そうに並べてはみたが~私の言葉では、ない。が、元気な人は至って心がいつも積極的だと私は思うのである。

さて先日、TVで面白いモノを観た。それは、セラピストの先生が「元気の出るポーズ」というのを実演しているのである。そのポーズとは、まず足を肩幅より少し開いて立ち、左手を腰に、右手を高く突き上げ、天を見上げる・・・ただコレだけ。こうすると、まずマイナスのイメージは出てこないらしい。実際にやってみた。カナリ良い感じである。お手軽でお金も時間も掛からない。皆さんも是非、試してみては如何かしら?ただ本当に孤軍奮闘、気で気を病んでいるような状態の時、手を挙げる元気があるかどうかが問題ではあるが・・・。とどのつまり、私が思う元気とは、まず【笑うこと】である。笑いは滋養強壮剤である。辛いときほど尚更、無理矢理にでも笑うのである。さて・・・あら?今月は長くなり過ぎてしまって規定の文字数を超えてしまいそうな勢いだが、私の言いたいことはまだ半分なのである。困った。よって私のコーナーは今回お初の二部構成ということで今月を前編とし、来月の後編を待って頂きたいと切にお願いする次第である。

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