【三和新聞】170号

2015-02-01
 第170号 夢追い人でイキましょうよ♪
writer:  太田 敏浩

人偏(にんべん)に夢と書いて【儚い(はかない)】・・・そんな人の夢について今回は書いてみようかと思います。昨年のことですが『アメトーーク』という番組で吉本興業の小藪さんが「夢が叶うなどと子供に教えてはアカン。それはパンツ一枚でジャングルに子供を送り込むようなモンや!夢は叶わないもの。やりたくもないことをやるのが社会やねん!」と発言していました。・・・うーん確かに!と納得するところもありますが、小学生時代、 自分の将来の夢をとりあえず皆に合わせて『プロ野球選手』と書いたような?そんな曖昧な記憶しか持たない自分からしてみたら、デッカい夢を追いかける姿はかっこいいと思います。皆さんはどのように感じますか?

さて夢についてですが、時折テレビでトップアスリートが 将来の夢について小学生の時に書いた作文が紹介されています。正に夢を実現した内容を見て、どれほどの強い意志で将来の夢を作文に書いたのかなと考えさせられます。 私の身近なところで思い起こしてみると、小学校の作文で将来の夢を初志貫徹!貫き通したのは蕎麦屋の社長になったM君と学校の先生になったK君くらいでしょうか。さして非凡な才能も持たず、日々坦坦と過ごしてきた自分の子供時代と比べると、子供の頃から将来へのビジョンをぶれることなく達成し、今なお貫き続ける姿にはただただ脱帽です。機械設計を志して三和に中途採用してもらい20年が経った私は、今思えば小藪さんのおっしゃる通りパンツ一枚で社会に出たような感じだったと思います。入社当時抱いた機械を設計するという【夢】は社員の皆さんの協力と、多くのお客様との出会いにより少しずつ成長させて頂きながら叶えられてきたのだと思います。大人になると夢は仕事へと変わり、過程よりも結果を求められます。しかし結果を求められることこそ成長の証なのでしょう。そろそろ老眼気味の40代ですが、まだまだ夢の途中。これからも日々精進です。

さて、三和の中年社員といえばマラソンがブームで、度々三和新聞にも取り上げられていますが、斯く言う私も『チーム三和』のメンバーであります。高校の10キロ走以来長距離など走った覚えもなく、20代後半で走った小学校の障害物競走で足がもつれて転んだ人間が、この年になってハーフマラソンを完走出来たことは我ながら驚きです。出来ないと思ったことも、出来るものですね。今までの自分のリミッターがいかに低すぎたことか・・・。人は思い立てばいつでも成長出来るんです。(密かな夢はフルマラソン完走です。)そんな自分を奮い立たせる話を少々。お笑い芸人のTIM ゴルゴ松本さんは少年院での講演で『吐く』という字は口偏(くちへん)にプラスマイナスと書くけれど、そこからマイナスを除けば「叶う」という字に変わると話しているそうです。テニスプレーヤーの松岡修造さんは子供にテニスを教える中でボールを追うことを諦める生徒に、なぜ追わない?なぜ諦める?自分で限界を決めるんじゃない!と語りかけているそうです。そんな子供たちに向けられた言葉が、中年になり腰の重くなった自分の心に熱く響きます・・・。

『好きこそ物の上手なれ』と云いますが、出来るというプラス思考と強い意志が自分の行動をおのずとイイ方向へ導いて行くのだろうと思います。三和機工は今年創立40年を迎える節目の年であり、社長より更なるジャンプアップ目標が示されました。皆で目標達成できるという意識を持って頑張りましょう。そして何歳になっても夢追い人でイキたいものです。皆さんは、抱いている【夢】・・・ありますか?それでは最後に、あの戦国武将の言葉で締めたいと思います。【成せば成る 為さねば成らぬ成る業を 成らぬと捨つる人の儚き-武田信玄-】

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