【三和新聞】138号

2012-06-01
第138号 プロフェッショナル
writer:広田 光男

先日開通したばかりの新東名を三ケ日JCTから沼津JCTまで走ってみた。早朝5時過ぎだったこともあり車は少ない。道幅は広く真っすぐな道路、路面は黒く真新しいアスファルトに真っ白な車線が引かれている。東名より山側を通るルートでトンネルが多いが、トンネル内の照明は前方、進行方向を照らすようになっていて走りやすい。サービスエリアのPRでは『ここにしか無いもの・ここでしか買えないもの・ここでしか味わえないもの』を用意して『サービスエリアの観光地化を目指す!』とあった。快適なドライブを沼津JCTで降りて伊豆高原へ向う。ドライブの目的は『女子プロゴルフトーナメントの観戦』と『伊豆の温泉でお泊り』だ。

6月【第138号】 プロフェッショナル

絶好のゴルフ日和のもと、海に面して広々としたゴルフコースに入ると気持ちがいい。色とりどりのゴルフウェアの女子プロゴルフの選手たち、ナイスプレーに大きな拍手と歓声をあげるたくさんのギャラリーの声、スター選手、お目当ての選手のあとを追いかけてゾロゾロついて回る『追っかけギャラリー』たち、飲食物を売る屋台の売り子の声、お祭りのような雰囲気で浮かれ気分になる。明るい芝生の上で缶ビール片手に興奮気味での観戦も、選手がプレーする瞬間は係りの静止に促され一瞬の静寂と緊張感に包まれる。目の前でプレーしている女子プロゴルファー達、スポーツ選手なので総じて若くて健康的で綺麗で可愛い、その上プロポーションもよい、応援に愛想よく応える様は、スポーツ観戦ながら男性の、特におやじ達の目を楽しませてくれる。(中にはそうではない選手もいるが・・・???)この華やかさが男子ゴルフと違う女子ゴルフ観戦の楽しさ面白さである。男子ゴルフは、圧倒的なパワーで見せる豪快なドライバーショット、飛距離と正確さを見せるアイアンショット、繊細なアプローチやパター、アマチュアにはとても真似出来ないテクニック、これが男子ゴルフ観戦の面白さと醍醐味だ。どちらも観戦料を取って見せるプロスポーツ選手としてギャラリーを楽しませ、満足させることは大事なことだ。しかし、最も大事なのは戦いに勝つことであり、その熱い戦いに観客は興奮し感動する。小柄な女子選手が放つドライバーショットを見て「ウオー!すげえー!これがプロのショットか~!」とギャラリーを驚嘆させる。長い難しいパットを決め「ナイスバーデイ!」と拍手をあびる。身長150cmチョボチョボの小柄な女子選手がどうして体力も腕力も勝る我々男性以上に力強く飛ぶショットを打つことが出来るのだろうか??『アマチュアは女子プロのスイングを見習うのがよい』と言われている。そう思って目を凝らして見ているのだが、アマチュアとは全く違うスイングに、所詮『親父ゴルフ』や『爺ゴルフ』じゃ同じように打てる訳は無い・・・。

最近の女子プロゴルフは韓国選手が圧倒的な強さでトーナメントを席巻している。毎週行われるトーナメントの優勝争いは常に韓国選手が上位を占めている。韓国選手の方がファンサービスにも熱心で、サインを求めるたくさんのファンに一生懸命に笑顔で応えている。どうして韓国選手がこんなに強いのか?理由はいろいろ言われているが、練習量が半端じゃなく多い上、闘争心や競争心を植え付ける仕組みで新人を育てている。家族親族を含め周り皆の援助でプロになっているので絶対に勝たなければならないと言う使命感や意識が強い。要は日本選手以上に『やる気、プロ意識』が強く一生懸命に練習し、勝つことに貪欲なのだ。日本選手がもっともっと頑張らないと優勝と高額賞金の大半を韓国選手に持っていかれてしまうし、ファンが離れてしまうのではないだろうか・・・。

世の中に、ゴルフ、野球、相撲、サッカー、将棋、歌手、ミュージシャン、各種の芸能など、プロと名のつくものは数え切れないが、どんなスポーツのプロでも芸能のプロでもアマチュアより格段に強いし上手い。アマチュアがどんなに強い、どんなに上手いと言っても『その道の一流プロ』にはかなわない。プロの中でも、持って生まれた才能があり、更に誰にも負けない並外れた練習や稽古によって『一流のプロ』になるのだろう。我々三和機工は【もの造りのプロ集団】のはずだ。経営、営業、設計、機械加工、組み立て、電気、管理、それぞれの立場で『その道のプロ』としてスキルを高め、同業他社のプロ達に勝たねばならない。負ければステージから退場で明日は無い。勝ち続けることが三和機工の明日に繋がる道だ・・・。 さあ~~!家族と自身の幸せのため!三和機工発展継続のため!各自【その道の一流プロフェッショナル】目指して頑張ろうではないか。

Copyright(c) 2009 SANWA KIKO CO.LTD All Rights Reserved. Design by 三和機工株式会社