【三和新聞】14号

2002-01-01
第14号 年の初めに・・・

謹んで新春のご挨拶を申し上げます。さて、新年が明けました。新たな気持ちで今年も頑張ろうと思いつつ、チョットだけ過去を振り返ってみた。1年前の自分の新聞記事を読んだのである。読み返して思うところ、恐ろしいことにまた同じ事を言おうとしているのである。成長がないのか・・・学習能力がないのか・・・しかし、これは後戻りではない!【忘れ物】は無かったかなぁ~っと振り返って確認して、さらに前に進む為である!!・・・【忘れ物】だらけだったりして・・・。

1月【第38号】 年の初めに・・・

去年の正月記事を掻い摘んでお話しすると、『1日1日が大切よ!悔いのないその1日1日を過ごしましょう!』ということである。全くもって立派な言葉だが、1年経って自分を振り返ると、やはり悔いが残っているのである。それは、何故か?・・・去年同様、やり残したことが多いからである・・・。時によく、いろんな仕事が同時にドカン!といろんな角度で自分に入ってくることがある。さて、どれから手を付けていいものかと優先順位を付けるだけで疲れてしまうほどである。そんなイライラしている最中に、また上から仕事がドカン!・・・。”あまり重要でないこと”は”もっと急ぎのこと”の登場で棚上げしてしまう。しかし、しまいに”あまり重要でないこと”は、棚の上で腐り始め、腐臭が漂うころには、それは最も優先すべき事柄になっている。慌ててフォローに回っても、次なる仕事がドカン!ドカン!で山積み状態・・・こんなサイクルから抜け出せなかった1年間のように思うのである。何が原因か?・・・自分自身を検証するに、やはり【先延ばし癖】が残っていたからである。

「私は、自分自身の中に何かしらの理由を付けて納得し、【先延ばし】をすることに見事な手腕を発揮したりします。あるいは、巧妙な工夫さえこらします。<時間がなくて・・・>という言葉をすぐ口にします。いわば【先延ばし】の天才です。いつも楽な方に走り、いつも弱い自分に負けているのです・・・。」・・・あ~言っちゃった!書いちゃった!スッキリしちゃった!ということで、今後この様な弱い自分には絶対に負けません!と【宣言】する次第である。こんな自分を変えたくて、いろんな書物を読みあさった。そこでこんな言葉と出くわしたのである。「人間というものは【習慣】で生きている生物である。習慣のとおりに強くも成れば弱くも成る。」今の自分に、この言葉はドンピシャはまった。

私達は公平平等に1日24時間という時間を与えられている。その時間をどう使うかは本人の自由である。しかし、自分の時間がないと人は言う。私もそうも、思ってはいるが「無理だよ!」と言ってしまった時点で、その人には一生無理である。時間は作るモノである。【先延ばし癖】というやつは、そんな時間を作ろうとするところに出現する最大の敵である。触れたもの、聞いたもの、書かれたもの、全てをその場ですぐに処理をしないで先延ばしすると、またそのものについてはじめからやり直して手をかけ始め、いわば重複する作業が雪達磨式に増えて【無駄な時間】が増えるのである。その上、すぐに準備をすることなどモチロン出来ず、ここぞ!という【瞬間】を逃すことになるのである。自分で自分の首を絞めて、自由で大切な時間を逃しているのである。したがって今年の私の目標はズバリ!【すぐやる習慣をつける】である。至って単純に思えるが、習慣を変えるということは非常に困難である。しかし、ここを踏ん張って真剣に取り組んでいかなけば本当の意味での変化・改善・改革は無く、明日の自分も無いのである。さて、あなたは今年の目標を何と掲げたか?と、年のしょっぱな早々、お堅い話になってしまったが、たまには真面目な事にも触れないと・・・年の初めなんだし・・・しかし、三和としての1年間は、もう既に11月から始まっているのである。

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