【三和新聞】72号

2006-11-01
第72号 戦後生まれ

先に戦後生まれの総理大臣、安部首相が誕生しました。今までにない首相付き政府機関を作って<美しい日本>を掲げて政治の舵取りを目指しています。時々刻々と変化する世界情勢にスピードある充実した対応を期待しています。美しさを追求するならば政官財に於ける癒着・天下り・口利き・談合・脱税等・・・モラルのない言動には厳格なる法案を作って、このような事を無くして欲しいですね。

11月【第72号】 戦後生まれ

戦後生まれと言えば、ここ数年前から話題になっています『2007年問題』いわゆる団塊の世代(1947~49年生まれ)が60歳の定年退職を迎えます。(男性300万人)新聞紙上では定年引退による技能伝承云々、セカンドライフの過ごし方、高齢者雇用策や引退者相手の新規ビジネス産業等々が報じられ、これからも大いに話題になる事と思います。かく言う私も団塊の世代の三男坊・・・2009年に定年を迎え、セカンドライフに出発します。思い起こせば学生アルバイトで機械図面を画き始めてから、早40年余り設計業務一筋に携わって来ました。自分では設計ミスで失敗作(?)の時も有りましたが、使い勝手で相手先には気付かれず使用出来、助かった事も有りました。(内緒です)設計技能者として成功したか否かは道半ばですが、他人が評価する事です。自分としては、ここまで居られたのだからもう少しだけ居座ろうと努力しています。

これからの人に一言となれば、この業種は経験の差が出て来ます。只、仕事をこなしていれば良いのではありません。従事している内容をいかに早く理解し、イメージ(完成した姿を想像する事)出来るかが成功の基本と考えています。判らない事は調べ、時には勉強も怠ってはいけません。ライバルを見つけ相手に負けないよう努力も必要ですし、時にはライバルと切磋琢磨して技能向上も良いと思います。長年に渡り仕事をしていく訳ですから自分の方向性、意志(ポリシー)を持って行動して頂ければと感じています。我々の物づくりの工法は昔から変わってはいません。ドリルで穴を明け、バイト、チップ(刃)で丸く削ったり、平らに削ったり、溶接でくっつけたり、ボルトナットで締めつけたりです。そのメカニズム(機械構成)での形が変わるだけです。その形作りの基である設計手法がここ十数年前からCAD(コンピュータ・オート・ドラフティング)化に移行されてきました。コンピュータで画くと言っても設計者が操作入力しなければコンピュータが勝手にメカニズムを描いてはくれません。設計者の技能を使って操作し、設計していくのです。従って設計者は、一歩二歩も先を読んで考えて行動して欲しいですね。

さて、話は変わりますが昨年の夏休み明けから健康改善の為、禁煙と節酒をしています。禁酒と書きたいのですが、やからぬ誘いに負けて数回フラついてしまいました。昔の言葉で男の甲斐性は『呑む・打つ・買う』の三拍子が男の美学と屁理屈を言っていた時代もありましたが、今では死語・・・時代錯誤ですね。今の私では『1日1000CC以上の水を呑む!・ゴルフでボールを打つ!・健康食品を買う!』の三拍子になっています。それも健康改善の為、長期3カ年計画を立てて一路進んでいます。とにかく健康が一番!健康改善が成功すれば、美しい乙姫様の居る竜宮城で一杯飲める事を楽しみにしてガンバっています。

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