【三和新聞】80号

2007-07-01
第80号 ビバ!出歯!Asia♪

3月の半ばに中国は上海・無錫(ムシャク)に仕事で行き、5月の半ばには~またもや中国は北京にお遊びで行き、またまたその月末には仕事で韓国は釜山へ出張してきた。正にアジアンチック満載である。今回は~その土地土地で私が思った徒然なる旅情を書き綴ろうかと思う。ササッと駆け足で巡るので~サラッと読んでおくんなましぃ~♪

7月【第80号】 ビバ!出歯!Asia♪

【上海・無錫】ただ今バブリー真っ直中な中国。以前~上海の地を踏んだのは5年前であろうか?『3ヶ月毎に街が変わる』と言われる上海。確かに高層ビルがとっても増えた。ただ変わらなく思った事は、電飾が好きだなぁ~って事。夜のネオン街は勿論の事、ビルから高速道路、高架下までやたらと電飾だらけである。この都市の年間電気消費量はどの位なのだろう?と、つい考えてしまう。それと道路事情~チャリンコは流石に少ないが、ドコを走っていても車のチキチキマシーン猛レース状態。不敵に笑うケンケンは見当たらないが、破竹の勢いを象徴するかの如く『我先への精神たち』が路上でガチンコ勝負をしている。なので当然~事故も多い。聞くと「中国人、反射神経イイから大事故にならなぁ~い!」とか「ちょっと死んでも中国人多いから大丈夫!」と返ってくる・・・。取引先企業の工場案内を受けている時、現地の日本人スタッフの方の言葉が、その真意を語る。「中国の人はですね、みんな社長になりたがっているんですよ。使う側と使われる側~日本よりもはるかに、その格差意識が中国は激しいんです。例えば、社内やら道路っ端、ドコでも平気でゴミを歩きながらポイポイ捨てちゃう。モラル的に注意しても、俺がゴミを捨てなくなったら~拾って生計を立ててるヤツの仕事がなくなって食いっぱぐれちまうだろ!って言い返されちゃうんですよぉ!」と。強引な気もするが現地で見聞きすると、理にかなっていると納得してしまう感がある。とにかく【生きていく】というパワーがモノ凄い。モノ凄いと言えば~臭豆腐のニオイもモノ凄い。それにも増して、そのニオイを裏切らない味が~またモノ凄い!突然~話は切り替わったが、大抵のモノは好き嫌い無く食べられる私だが、臭豆腐ちゃんだけは~もうギブアップ♪

【北京】男4人旅で行った北京。爽やか?な目的は『世界遺産の万里の長城を見よう♪』である。で、実際に見て、歩いた。『月から見える唯一の建造物』とも云われ、実際は見えない事も最近~立証されちゃったが、その総延長は6352kmにも及ぶシロモノである。そのうちの八達嶺長城と呼ばれる観光スポットの中で、もっともポピュラーな見学地を500mほど歩いた。遠目には壮大だが~近くで見ると日本語で「ヒロシ愛してる!」なんて文字が彫られているのを見つけると日本人としてテンションが下がる。やはり、誰も居ない長城に独り立ち尽くした時、秦の始皇帝の気持ちに少しは触れられるかも!と思い止まない。また天安門広場も行ってきた。確かに広かった。50万人は収容できる壮大なスケール。広場中央にそびえ立つ中国国旗。この国旗掲揚は毎朝4時頃~日の出と共に行われ、そんな早朝の毎日に約3000人の中国人が訪れ、見守るらしい。毛沢東主席の肖像に朝日が降り注ぐ時、広場は【愛国心】に埋め尽くされるのだろう・・・。さて、中国では火鍋を食べた。具材は主に豚肉&羊肉。ただ、ドボーンと豚の脳みそを入れられたのにはビックリ!相当~見た目もグロで抵抗もあったが~食べてしまえば食感は・・・白子か。

【韓国】三和添乗員?のパク・チン・スーさんが水を得た魚より元気になる韓国。青や黄色の貯水タンクがやたらと目に付く韓国の町並み。全く読めない~ハングル文字。がモーテルの印。やたらと町並みに温泉マーク。そんな韓国で三和が加工依頼しているメーカーを5社ほど訪問した。思った事は、働いてる方たちの手が早い。段取りが速い。フライスや旋盤を扱っている人が、まるでロボットのような動きである。工場内にはリズミカルな音楽がガンガン流れ、それに合わせてテキパキと動く。無駄が無い。圧巻である。工場長に言われてしまった。「このスピードで動かないと三和さんの納期、短いから間に合わない!ただもっと早く動くから~もっとドンドン仕事下さい。頑張ります!」と。本当に感慨深い訪問であった・・・。因みに韓国ではドコでもキムチ。ドコでも青唐辛子である・・・なので、私のお尻と心に~熱い火がついた事は云うまでもない。

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