【三和新聞】117号

2010-09-01
第117号 6月の、とある日曜日に・・・
writer:市川五規

あれは6月の、とある日曜日に・・・宝くじを買うため、我が愛車のハイエースバンに乗って三和の傍の23号バイパスを浜松方面に向かって時速80kmくらいの速度で軽快に走っていました。すると突然!後ろの方から「バンッ!」という破裂音がしたかと思うと、立て続けに「バタバタバタッ-!」と、物凄い音がしてきました。私は『何が起こったんだ?』と思いながらもスグにハザードランプを点滅させて路肩に止め、降りて我がハイエースを見てボーゼン・・・。何とリアタイヤがバーストしていました!【きっかけ】

9月【第141号】 6月の、とある日曜日に・・・

タイヤの外周のゴムがめくれ上がって、ワイヤーがブチブチにちぎれ・・・それでもエアーは抜けていないので正確にはバーストとは言えないのかも知れませんが、この記事を読んでいる方の中でも見かけた事もあるかと思いますが、高速道路等でトラックのタイヤの外周のゴムだけが道路脇に放置されている・・・まさにアレです。それにしてもカナリ悲惨な状態です。スグ横を車がビュンビュンと通り過ぎて行く中で渋々スペアタイヤに交換し、宝くじは諦めUターンし帰ることにしました。帰りの運転中に、この車も換え時かな~と思いながら13年間の思い出にひたりました・・・。【悲惨】

そう!あれは私が32歳のころ『山』が大好きで、乗鞍の畳平の駐車場でパーキングキャンプをやりたくて車内でゆっくり寝られるこの車を買いました。当時は、まだマイカーで上まで行く事が出来、夜は駐車場で寝る事が出来たのです♪なので、カナリの回数で行ったものです。今は、環境問題でマイカーでは上に上がる事は出来ませんが・・・。それから北海道にもこの車で行きました!茨城の大洗から苫小牧までフェリーに乗せてそれからR274を走り日勝峠を越え、十勝平野の広大な土地をひた走り、釧路に入りました。釧路と言えば丹頂鶴ですね!鶴公園で、檻の中で管理されている丹頂鶴を見て『なんか可哀想だな・・・こんなもんか・・・』と思い帰ろうとしたその園内の道路上に今度は、つがいと思われる丹頂鶴が2羽いるではありませんか!私は車を止め、じっと待っていましたが我が愛車のハイエースバンの行方を阻んだまま、いっこうに動こうとしません!でもクラクションはちょっとマナー違反かな?と思い、私は車から降りました。さて、自分の目の前に鶴がいるのですが、逃げる訳でもなく・・・近づいて来る訳でもなく・・・ある一定の距離を保ったまま平然としているのです。私は、この丹頂鶴は公園で飼われていて人間に馴れていると思いました。鶴が道を空けるのを待って再び、ハイエースを宿に向けて走っていると、今度は湿原に4羽の丹頂鶴がいたので、写真を撮ろうと車を止め降りたとたん!慌てて丹頂鶴たちは飛び立って行ってしまいました。私も、すかさず写真を撮ったのですが、まったく間に合わず・・・どショック!でも、あの丹頂は本当の自然の鶴だと思われ、大きな感動を憶えました。また、渓流釣りをやりだしたのもこの頃です。アマゴや岩魚などの渓流魚や鮎の友釣り等々・・・本当に色んな遊びも、この我が愛車のハイエースバンと共に憶えたのでありました。【思い出】

・・・そんな、13年間の思い出に浸りながら走っていて・・・『ハイエースよ!お前とは長い付き合いだなぁー♪これからも・・・』と思いつつ、そう言えば13年経過の車は『補助金25万円♪』の文字が頭の中に浮かびあがった途端!『ヨシッ!車を買い換えよう♪』と、アッサリ決めたと同時に今までの思い出が、スーっと何処かにスッ飛んで行ってしまい・・・少々薄情な自分がそこにいました。我が、ハイエースよ!今までいっぱいの思い出と幸せをありがとう!さて、ここで一句♪『助成金 タイヤのおかげで 間に合いそう♪』(字余り)・・・心の川柳・・・でした。【決断】

そろそろ、記事を結びましょう。今回、タイヤがバーストしたおかげ?で車を換える事になりましたが・・・タイミングって非常に大事ですよね♪13年という年月の経過で補助金対象となり、タイヤバーストの件や我が家の台所事情もそう(常に火の車ですが・・・)、全てがドンピシャでした。仕事でもプライベートでもいろんな事が自分に巡って来るタイミング=チャンスだと思います。そのチャンスを逃がさず自分の方に引き込む事が大事です。『座して死を待つ』よりは思いっ切り動いて自分の方に幸せを呼び込みましょう♪幸せを掴みましょう!幸せを自覚しましょう♪【感謝】

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