【三和新聞】121号

2011-01-08
第121号  水の効果
writer:佐藤 政行

新年明けましておめでとうございます。2011年の幕開けです。コタツでおせち料理を肴に酒に飲まれていませんか?小生はたぶん酒に飲まれてコタツで寝ているでしょう。おせちに限らず、料理は国・地域・家庭で多種多様の味があります。『家庭の味・お袋の味』の代表格って何でしょう?おせち料理?味噌汁?個人個人によって、お袋さんの得意料理によって違うのかな。最近おせち料理は出来上がりのものを購入して、食卓に出す家庭が多くなってきているようで『家庭の味・お袋の味』がだんだん減ってきているような気がします。小生のお袋も毎年おせち料理を作っていましたが、あまり食べた記憶がないので『お袋の味』と言って頭に浮かぶ料理はおせち料理ではありません。さて、ここで問題です!皆さんにとっての『お袋の味』って、どんな料理を思い出しますか?

1月【第133号】 水の効果

・・・考え中に一寸だけ過去にさかのぼります。もうすぐ正月が来るってどんなことで感じますか?小生の子供時代は年の瀬に臼と杵を出して家族で餅つきをして、鏡餅や切り餅などを作るイベントがありました。どこの家庭からも餅をつく音が聞こえてきて、年末から年始にかけての食料の買い込みで、もう年の瀬だとか、もう時期お正月だと子供ながらに思ったものですが、最近は餅つきをする家庭が激減。お店も年中無休で何か不足品があってもすぐに買いに行ける。つまりは普段とあまり変わらない。だから大掃除を始めてもうじき正月かと思うくらいかな。

さて『お袋の味』思い出しましたか?・・・小生は2つあります。まず1つ目は『大根の福神漬け』です。当然お袋が亡くなってから数十年食べていません。2年ほど前に無性に食べたくなって自分で作ってみましたが、全く違う味の福神漬け。たんなる醤油漬けの出来あがり・・・まぁー捨てることなく食べきりましたが・・・。2つ目が『ひっつみ汁』どんな料理かというと小麦粉をこねて薄く伸ばしながら一口で食べる大きさに千切って(この千切ってが名前の由来みたいです。)具の入っている鍋に入れる。非常に簡単で、素朴な料理です。もっと詳しく知りたい方はインターネットで検索して下さい。料理名を文字で書くときれいに「ひ」と書けるのですが実際の発音は「い」とも、「し」とも聞こえる田舎訛りの発音で『ひっつみ汁』と呼びます。この料理が小生の田舎岩手県の郷土料理だと知ったのが故郷を離れて数十年後のことでした。その間ず~~~とお袋のオリジナル料理だと思っていました。小生の奥さんも同じ故郷出身ですが、この『ひっつみ汁』は食べたことが無いそうで・・・とにかく、お袋は化学調味料など全く使わなかったし、ダシは煮干で取っていたし、具も何が入っていたか覚えているので作るのは楽勝だろうと思い、これも自分で作ってみました。具は当然当時と同じように根菜類とキノコ、そして『ひっつみ』を入れて出来上がり。しかし、味は何か違う・・・お袋の味とは全く違う・・・。違ったものは鉄鍋ではない、井戸水ではない、何が足りないの?・・・しかし簡単に同じものが出来たらお袋の味じゃなくなってしまうし、家族がまずいとは言わなかったから・・・まっいっか!こんな風にして家庭の味が少しずつ変わりながらお袋の味・・・親父の味?が伝わって行くんですね。

また子供の頃、お袋によく「水を飲め!水を飲め!」と言われました。水でお腹一杯にさせて飯の量を減らす作戦かと思っていましたが、またまた最近になって水の効果を知りました。『起きて一杯。寝る前に一杯』水を毎日飲むことを習慣づけると、若返りや様々な病気予防になるそうです。例えば・・・①脳梗塞・心筋梗塞⇒血管内に血栓が詰まったことでおきます。体に取り入れる水分を多くして血管を広げることで血栓を起こさないような体内環境が作られます。『寝る前にコップ一杯の水を飲む」ことは予防効果を発揮してくれます。②胃痛⇒水を飲むことにより胃酸が薄まり、胃の粘膜が保護され胃痛は減るそうです。③結石⇒カルシウムやマグネシウムがうまく吸収されず、尿酸が増えて結晶化することで結石が作られます。食事のバランスを整えることが大事ですが水分補給も効果大。濃くなった尿の排泄をうながすほか石を体外に排出する働きもしてくれます。④便秘⇒朝の冷たい水をコップ一杯。腸に刺激を与え便秘改善に効果的。但しお腹の弱い人は常温の水をお勧めします。⑤気管支炎⇒気管支炎や喘息を誘発する原因の痰を、柔らかくするため水分補給すると痰が外に出やすくなり呼吸も楽になります。また喘息の発作も緩和されます。さて、このように料理の味にも体の病気予防にもいい『水』には凄い効果があるんですね。嘘かホントか2011年!皆さんも試してみませんか♪

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