【三和新聞】126号

2011-06-01
第126号 旅行記
writer:加藤 憲男

私は、年1回は夫婦で旅行に行くことにしていますが、今回は最近行っている北海道旅行のことを書きたいと思います。北海道に初めて行ったのは十数年前でその時は現地でレンタカーを借り自分で運転しました。その時の思い出として残っているのはひたすら車を運転していただけという思いで観光をしたという思いはありませんでした。あと有珠山が噴火をしていたため洞爺湖方面にも行けず途中で引き返してきたことくらいです。それからしばらく北海道には行っていなかったのですが・・・3年前に流氷を見に行こうと行ってから毎年行っています。

6月【第138号】 旅行記

3年前流氷を見に行ったときはバスツアーで行ったのですがその時のツアー申込者は私たちを含めてわずか6人でした。人数が少ないと観光バスではなくマイクロバスになるかもとツアー会社は言っていましたが、実際女満別空港では大型の観光バスが待っていました。50人乗り位のバスに6人しか乗らず通常座席位置は指定されるのですが好きなトコに座ってくださいと言われました。バスガイドさんも「これだけの少人数は初めてです・・・。」と言いながらガイドをしてくれていました。初日は網走刑務所・流氷館などを見学して網走に泊まりました。2日目午前中に流氷観光の予定になっていましたが港に行かないと船が出るかわからないと言われました。前日は風が強く欠航していたらしく今日も朝一は欠航したと言っていたので半分あきらめていたのですが港に着くと船が出るとのこと。ツイているなと乗ったのですが海に出ると流氷は風で沖に流され航路にはシャーベットのようなものがチラホラ浮かんでいるだけという状態でした。バスに戻りガイドさんから、次の便は強風でまた欠航になったとか・・・5年間毎年来ているのに流氷を見たことない!というツイていない人もいると励まされ?観光をしながら阿寒湖に向かいました。阿寒湖に着いたのは夕方でしたが気温は氷点下20度!寒いというより痛い!という感じでした。風はありましたが天気には恵まれ翌日釧路空港から帰ってきました。目的の流氷が見られなかったので翌年、再度挑戦しました。

この時の前日は雪のため飛行機が飛ばず、行けるかわからなかったのですが出発の日には雪も止み、予定通り行くことができました。初日は旭山動物園などを観光して層雲峡に泊まりました。ホテルでテレビを見ていると本日網走に流氷が接岸とニュースでやっていました。これは風さえなければ大丈夫と期待していました。翌日になり曇ってはいましたが風はそれほどなく観光をしながら網走に向かいまいました。網走では雪が少し降っていましたが予定通り出航でき流氷の中へ。実際に見ると波で動く氷、ぶつかり合いきしむ音、一面が流氷で覆われた海など自然の力の偉大さを感じ感動しました。その後また観光をしながら知床のウトロで泊まりました。翌日はまた観光をしながら帯広空港から帰る予定でしたが昼から大雪になり飛行機は欠航し予定外の帯広で一泊することになりました。そのおかげで帯広名物の豚丼を食べられ翌日も午後の便しか取れないということで午前中は自由行動なりました。何があるのかと思っていると帯広はスイーツの町で有名らしく中には賞味期限2時間など現地でしか食べられないものもあり延泊にはなったけれど何か得した気分で帰ってきました。

昨年も道南の方に行ってきました。ここ数年観光地に行って感じることはどこも外国人が多く日本語がほとんど聞かれず海外に来たような感じでした。今回の原発の問題で外国人観光客が来なくなると観光地は大変だろうなと思っています。あまり自粛などせず観光に行き現地で消費することが復興の一つだと考えています。年に1度でも旅行に行き普段と違う景色を見て自然に触れることが刺激となり自分がリフレッシュされる気がします。まだまだいろんなところを見て歩きたいと思っています。

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