■『いいじゃん!出場しよう♪』と答えることを期待しながら渡したのですが「・・・本当にやるの?」と返事が返ってきました。なんだぁ~折角こっちはやる気満々なのに~と、まあ自分が勝手に盛り上がっているだけで仕方ないか!でも、どうせやるならたくさん誘って一緒に参加してくれる人が多ければもっとおもしろいじゃない?なんて考えたらあきらめることができず他にも誘ってみることにしました。『ハーフマラソンに参加しませんか?』なんて声を掛けて『はい、参加します♪』なんて言う人がいるはずもないと思いながら5,6人に声を掛けてみると、なんと!『参加してもいい』という無謀な人?が2人もいました。これで自分と運動神経抜群なIくん、顔は真面目で中身はおもろキャラなSくん、○遊び大好きJくんの4人で参加することになりました。
■しかし誘った自分もそうなのですが4人ともマラソンどころかジョギングもやったことがない“ド素人”。大会までは約2ヶ月半近くあるのですが、大体自分が何キロ走れるのかもわからないし、勢いで走れる距離でもなさそうです。そこでエントリーする前に自分たちの実力を確かめることにしました。大会の内容を確認すると参加資格があり“1kmを7分程度で走れること”と記載されていたのでまずはこれができるのか試走することにしました。次の日に早速、朝5時半に起きて準備し6時から30分で約5kmを走りました。1kmを6分で走った計算になりますが、このペースで4倍の20kmも走るとなるとかなりキツい。娘たちには「ねえ何で走るの?」と何度も聞かれましたが「走りたいから」と一言。たとえ途中で棄権してもいいから参加することを決意しました。
■早速エントリーしようとネットで調べていたら“あれ?エントリーできない”なんで??・・・実は4000人の応募者枠がいっぱいになり前日で締め切られていたのです!一気にテンションが下がりやる気がゼロに。数日後、三日坊主どころか一日でジョギングをやめてしまった自分にIくんが「ちゃんと走っている?」と言ってきました。実はIくん、エントリーできなくなってからも走っていたのです。それを聞いてもう一度やる気が出てきました。“今年は出場できなくても来年があるし、他の大会だってある。自分たちが出場できるようになってからでも遅くはない”と思い直しました。今は毎日走る体力がないので、手始めに休みの日に走ることにしました。まずは10km完走を目標にしましたが、いざ走ってみるときつい。はじめの3,4kmまでは走れるのですがそこから走ったり歩いたりの繰り返し、最後は走ることができなくなり歩いてしまいます。運動は同世代の人よりやっているつもりでいたのですが、やってみて初めてわかったのですがやはり走り続けることはかなりキツい!
■走っている時は心の中でたくさんの声が聞こえてきます。『何でこんなつらい思いしてまで走っているのだろう?』『走って意味あるのか?』くじけそうな自分が何度も出てきます。そんな時やる気を起こさせてくれるものが2つあります。まずひとつは好きな音楽です。音楽を聴きながら走っていると気が紛れるのです。最近お気に入りの曲は【かりゆし58】の“オワリはじまり”と言う曲です。その中には『♪もうすぐ今日が終わるやり残したことはないかい・・・一生忘れないような出来事に出会えたかい、かけがえのない時間を胸に刻み込んだかい♪』という歌詞があります。疲れて苦しくなったときに聴くと、もう少しがんばろうとやる気が出てきます。そしてもうひとつは仲間です。新しいことに挑戦することで今まで知らなかった世界が見えてきます。またそこで仲間ができたらもっと楽しくなります。仲間やライバルがいることでくじけそうな自分がいるときにがんばることができ、そして自分が成長していくことができると感じています。目標を持つことで前に進むことができて楽しくなり、ワクワクしてきます。今の目標は来年の穂の国ハーフマラソン大会に出場し、完走することです。そしていつかは東京マラソンに出場し、東京都心を駆け巡りたいです。さぁ~て!夢に向かって~走る、走る、俺たち♪ |