第299号 シンプルに~♪
| 第299号 シンプルに~♪ |
writer:彦 坂 訓 克
毎年の事ですが、12月になると「もう今年も終わりか?1年経つのが早いな~」って感じます。今年は大阪・関西万博開幕や坂口志文氏のノーベル生理学・医学賞受賞、高市早苗氏が日本初の女性総理大臣に就任、日経平均株価史上最高値を更新など話題となりましたが個人的一番は、やはり体感した今夏の『暑すぎぃ~!』でした。この夏は連日の記録的猛暑!猛暑日(最高気温35℃以上)の日数が過去最多を記録した地点が多く、福岡県太宰府市では40日連続で猛暑日となり、国内最長記録を更新したそうです。さらに!厳しい残暑も長々と続き、私はあまりの暑さに負けてしまい…趣味である釣りも断念する事となってしまいました。皆さんも今年は?と問われれば『夏の猛暑』を思い返す人も多いのではないでしょうか?

最近ニュース等で話題になっている日本各地での【熊出没】による熊被害、市街地での被害でも全体の7割を占めているとの事です。これも今年の猛暑との関係が深いといわれています。ネット情報では記録的な猛暑や少雨の影響でクマの主要な餌であるドングリなどの木の実が凶作となり、秋には冬眠に備えて栄養を蓄える為の食料が得られないクマは空腹を満たすため行動範囲を広げ、人里への出没増加に繋がっているようです。人間活動の低下した地域や放置された農地で餌を得ることに慣れてしまったクマや、1度でも人里で食べ物の味を知ったクマは、そこが安定的な餌場と覚えて繰り返し出没するようになり人間への警戒心が薄くなったクマがその味に執着し、食べ物を奪うために人を襲うことがあるそうです。このようなクマの事を『アーバンベア』と呼ばれており急速に増加している様です。クマは冬眠するものだと思っていましたが、食料を調達できず脂肪を蓄えられなかった場合や一方で、いつでも食料を調達できるクマも冬眠しないようです。増加しているアーバンベアは人間が残した食べ物などによって十分な食料を得られるため、冬眠の必要性が低下しているとの事です。冬だからといって安心出来ないですね。
クマ対策の方に目を向けて見ると、こんな記事がありました。クマによる人身被害が多発しているにも関わらず「駆除はかわいそう」とか「共存すべき」という動物愛護の感情が先行し、被害が拡大している状況でも「駆除すべきか否か」の議論で適切な保護や個体数管理の判断が遅れるケースや広範囲の森林再生や大規模なゾーニング計画など現実に時間やコストのかかる対策ばかりに目を向け、手軽に出来る個人レベルの対策を軽視してしまうケース。多角的な視点を持つ事から問題を複雑にして【難易度】を上げ『現状を正しく理解出来ず、優先順位が不明確になってしまっている』。可能な事から行動に移す【シンプル】さが重要という事です。
かくいう私も、どちらかといえば物事を複雑に考えてしまう傾向が強い方だと思います。「失敗したらどうしよう」「失敗はしたくない!」という思いから最善の判断や選択をしていきたいという思いや、物事の最悪の事態を想定しすぎてしまったり、自分に自信がなく他人の意見や評価を気にしたりと自分で難易度上げてしまい、結局時間が掛かり納得のいく仕事が出来ず中途半端になってしまっています。酷い時には、何が目的なのか?何がしたいのか?を見失ってしまう事もしばしばあります。←立場上、こんな事を言っていいのだろうか・・・?
皆さんは『反芻(はんすう)思考』(ぐるぐる思考)という言葉をご存知でしょうか?私は初めて知りましたが、仕事における反芻思考(ぐるぐる思考)とは、過去の失敗や嫌な出来事について解決策の見出せないままネガティブな考えを繰り返し巡らせてしまう症状のようです。過去の発言を後悔し続けたり、仕事のミスで何度も「何故、こうしなかったのだろう」と悔んだり、「次も失敗したらどうしよう」と将来への不安を延々と考えてしまいネガティブな思考がぐるぐるといつまでも頭の中を駆け巡り、クヨクヨと考え続けてしまうという事です。私はこの反芻思考に非常に似ている所があるのでは?と思わされます。では、どのように対処していけば良いのでしょうか?クマ対策でも言っていた可能な事から行動に移す【シンプル】さが重要という事だと思います。物事を複雑に考え、難易度を上げているのはいつでも『自分』です。この歳での変化は、なかなか難しいと思いますが・・・来年は【シンプル思考】に挑戦です!


