第283号 数独やってみませんか?

2024-07-31
第283号 数独やってみませんか?

writer:小 谷 野 一 彦

 

 前回273号【私の履歴書】末筆でお知らせしたように高校生活の続きから進めたいと思います。二度と母親に恥をかかせることが無いよう心に誓った高校1年生ではありましたが、残念ながら2年生では坊主頭になった私と先生の『同伴帰宅』や長期休みを返上した『社会奉仕活動』など、母親にはずっと恥をかかせっぱなしの高校生活で改めて申し訳ない気持ちになりました。ただ振り返って感じたことは「毎日楽しかったな~」この一言ですね!さて、次は三和機工入社からとなります。三和機工での履歴はよく新聞に書いていますので省略し『私の履歴書』はこれでおしまいです。

 話は大きく変わり最近の我が家でのブームは【数独-すうどく-】です。後期老人と老人近い夫婦の認知症予防として取り組んでいます。『数独』とは「数字は独身に限る」を略されたものの様で、タテヨコ列ともに9列あり3×3で区切った9マスのブロックおよびタテヨコ列のどれにも1から9の数字がひとつずつ入るパズルです。原型は1979年アメリカの建築家ハワード・ガーンズが「ナンバープレイス」の名で発表しなした。それを、ある日本の書店の社長がルール改善をして1984年にで『数独』として発行されました。豆知識ですが『ナンプレ』と『数独』は同じものです。

 数年前に母が骨折で入院した時に妻が母に暇つぶしにとプレゼントしたのがきっかけで我が家に数独ブームがやってきました。母は認知症老人になりたくない一心で最初は初級編も出来なかったのですがコツコツと腐らずに取り組んだ結果!少しずつ腕をあげ今では【超難解レベル】と書かれた問題も解けるほどの腕前です。因みに私は母から【数独マイスター】と呼ばれるほど腕を上げハマったひとりです。数独の解き方には正しい理由が必要で、何となくこの数字かな~では正解にたどり着けず途中で投げ出すことになるでしょう。またレベルが上がるごとに数字を特定する理由が複雑になり難しくなります。正しいやり方があるのかもしれませんが、超難解レベルではこのマスには2つの数字のどちらかしか入らないが、どちらか一つに絞る理由が見つけられない時もあります。その場合2つの数字のどちらかを選択し、その数字で不正解だったらもう一つの数字で再チャレンジをします。30分ぐらいで正解できる問題もあれば、延べ24時間ぐらいのかかってしまう忍耐力を試される問題もあります。難しく時間がかかったものほどすべての空欄を埋めて正解できた時は頭のモヤモヤが無くなりスカッと爽快な気分を得られます。後期老人と老人近い夫婦の3人家族ですので会話のない家庭環境となりそうなところですが3人共通の話題で会話をする事で認知症予防のほかにそれぞれのストレス解消にも大いに役立っているのでないかと感じています。

 今はストレス社会と言われており誰にでもストレスは必ずかかるもので避けて通れないものです。先日ある講演の中で【暑熱順化(しょねつじゅんか)】という言葉を知りました。熱中症予防の一つで体を暑さに慣れさせることなのですが、非常に大切なものだと感じます。昔のことを話しても昔と今は違うと怒られそうですが、昔はスポーツしながら水を飲むなと言われていました。これはある意味そういう状況に慣れることでもあったように感じます。体を大事にすることは重要ですが、大事にしすぎることで少しの変化に耐えられなくなってしまうので、適度なストレスは受けるべきなのかと思い私はこう考えるようにしています「かかるストレス受け止めて 溜めずに流す 数独の解」こんな感じでしょうか(笑)

 さて、また話は変わりますが先日2人目の孫が誕生しました。1人目の男の子にもメロメロでしたが今度の女の子にもメロメロで目尻がさがりっぱなしです。ひとりっ子で育った娘が2人目を産んだことに驚きと感謝の気持ちでいっぱいです。娘たち家族は大阪で共働きしながら産休育休を活用し1人目を育てていて2人目を授かったこれからも共働きの生活スタイルは変えないようです。子育て支援が比較的充実している大阪とはいえ仕事をしながらの子育ては相当大変なことだと想像しますので無理せず楽しく暮らしてほしいと願うばかりです。                          

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