第250号 魔法の手

2021-10-31
第250号 魔法の手

writer:新 妻 吾 郎

 前回も書いたが、この歳(53ちゃい)になって子供をもうひとり授かった。なので我が家には、6ちゃい・2ちゃい・0ちゃいの小悪魔&小動物たちがいる。毎朝6時ゴローにシューゴのジャンピングニードロップ(飛んでヒザから落ちてくるプロレス技)で、まさに叩き起こされる(汗)。顔面・首・胸・腹…その日によって違うが、当たり所が悪ければ~かなりヤバい。あまりの痛みに怒って飛び上がり反撃に出るも、生意気に頭突きで応戦してくる・・・子供の頭はカナリ硬い。そこに、ひまりが後ろから飛び乗って来る!そして噛みつき(子供らの動物的愛情表現?)や金的(キ○タマ)攻撃は必須で、子供たちは『弱点』を熟知している(冷汗)。シューゴは今現在12㎏、ひまりは19㎏である。それを抱きかかえ振り回すと、マジで腰にクル・・・(激痛冷汗)。因みに振り回さないが莉來は6㎏なので、抱っこでも~腰にクル。そして一連の『早朝プロレスごっこ』が終わる頃、私はもう汗だくでグッタリ。朝起きて〜即グッタリ。こんな事が、あと何年ぐらい続くのだろうかと・・・もつかな、俺?

 この歳になって子宝に恵まれた事は、この上なく嬉しい事だが・・・考えると『孫』でもおかしくないワケで・・・。実際〜同級生たちはお孫さんがドンドンお生まれになり『リアルおじいちゃん』となっている。私が『リアル』おじいちゃんになるには、それなりの『時間』が必要なワケで・・・諸々考えると〜なかなかリアルおじいちゃんになれる確率は低いのかなぁ~と。なので、お風呂に入れている時も『なんちゃっておじいちゃん』のような感じで、気持ちは異空間を彷徨っているかのようである。そんな事をボンヤリと考えながら子供たちの体を洗っていると(まぁ~『子ども孫』のような・・・和やかな時間やわぁ〜♪)と思ってるのも束の間!見ると浴槽内に笑顔でシューゴが「シャー♪」とオシッコを!「あぁー!」と声を上げても、そうスグ止まるモノでもない。チン、チーン(沈)である。お食事中の方には申し訳ないが、夕食の最中には莉來が小さい体にもかかわらずソコソコの爆音で「ブリブリィーッ♪」とする。ひまりもつられたかのように笑顔で「プゥ~♪」っと。実際にするのと『ウンコ・おしっこ・チンチン・オナラ』このワードを声高らかに大声で叫ぶことが子供はマジで大好きである。・・・もう【子育て奮闘中】の家庭では『当たり前』の事で『クレヨンしんちゃん』の世界そのまま!コレが通常の日常である・・・疲労困憊。

 ある方に「家庭や生活に【色】があって、イイね♪」と言われた事がある。「大人だけの生活になると、こういう彩鮮やかな色がない。」とも。確かに大人だけの生活なら朝、キレイに掃除したのに夕方にはオモチャや米粒やらイロイロなモノが散乱しまくって足の踏み場も無い!・・・って事はないだろう。更に!『イヤイヤ期』真っ只中のシューゴが、ひまりに噛みついて~ケンカ勃発!殴り合いのケンカへと発展し・・・果てに双方とも号泣しまくった上に「オムツ替えてぇ~!」とでも言っているのか?莉來も「オンギャー!」と・・・。仕事から帰って玄関を開けると、家の壁やらイロイロなモノが壊れていて、もう『地獄絵図』のような『動物園』のような~色がある。・・・でもまぁ~こんな【色】も、アリかっ♡

 さて、話は変わり~三和もだいぶ若返って知らん方もいるだろうが昔こんなCMソングがあった。(後でよく調べてみると関東方面でのみ流れていたようで…汗)「ママの手は魔法の手♪なんでも出来ちゃう不思議な手ぇ~♪(もうチョット曲は続くが…)」要は、ママの手は『頼りがいのある手』という事である!と勝手に解釈。・・・パパの手だって『頼りがい』はある。←負け惜しみ?つまりは、家の階段や公園の遊具など子供が自分ではチョット危ないかなぁ~と躊躇している時【魔法の手】をすぅ~っと差し伸べると階段も一段飛ばしで駆け下りていき、遊具も怖いものなしのスーパーマン?に早変わりして飛んでゆく。(実際には飛ばない。←当たり前。)つまりは、魔法の手を繋いだ瞬間!子供はもうその手に【絶対的信頼】を置いているのである。コロッと話をすり替えると~三和でいう新人くんに、もっと『魔法の手』差し伸べたなら・・・

 先月の10月10日。三和機工は46歳になりました。自分たちが毎日通うこの場所に『ここは私たちが働く場所だ!』という【三和機工株式会社の看板】を掲げ続けることが何より大切なことだと・・・襟を正して、暫く見上げていました・・・

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