【三和新聞】182号

2016-01-31
第182号 行動した後には・・・
writer: 彦坂 訓克

息子が中学校から部活でハンドボールを始める事と成りました。学校は私の母校と同じ中学校です。私の頃からそうでしたが、運動場が狭く運動部は代表的な野球部はもちろんサッカー部もない学校です。子供が『部活、何にしよう?』みたいな話になった時ですが私と家内は、たまたま同じバレーボールの経験があり少なからず何かアドバイスも出来るのでは思い、バレーボール部を進めていたのでしたが冒頭にも有りますように本人はハンドボール部を選び、キーパーを希望して入部したようです・・・。

私も家内もハンドボールのルールがよくわかりません。子供に「ハンドボール?キーパー?お前ルール知ってるの?」「・・・よく知らん!」と、息子。本人も分かってなく、これから覚えながらの練習の様です。私たちの子供の頃といえば、親が試合や大会を見学するような事は殆ど無かったと思いますが、先頃は試合会場までの送り迎え、3年生の親ともなると担当で試合の日には色々と買い出しなどの準備もあるそうで、親も部員の一部みたいです。私たち夫婦はどちらかといえば、お互い人付き合いが苦手な方で、こちらから積極的にいくタイプでは無いので結構面倒くさい感じでしたが新人戦大会があり、何とか子供はスタメンでキーパーになれたようです!

やはり親関係で色々あるようで、家内は試合観戦に参加しました。試合を観戦してきた家内は「みんなすごい頑張ったよ!」と、少々興奮気味でした。試合結果は2日目の決勝進出を決めていました。私は、さほど子供のハンドボールに興味は有りませんでしたが、それを聞くと直接試合を観戦したい(子供が仲間とどれだけがんばっている?)という気持ちになってきました。2日目の決勝戦は当然!観に行きました。行ってみると思っていたより盛り上がっており、生徒たちの応援はもちろんですが親たちの応援合戦も白熱しておりました。同じチームの応援場所で試合を見る準備をしていると“○○中学、必勝!”と書かれたうちわを渡され、応援に引き込まれて行きました。ハンドボールを見るのは始めてで、当然子供がやっているのを見るのも始めてです。キーパーで意外にも機敏にボールに反応している子供。たまたま?難しいシュートを防御!見ている他チームからもすごい声援!右手を高々と上げ応える息子!そんな時は見ていてやっぱり嬉しいです。親バカですよ。私たちは、どんどん試合にも引き込まれて行きました。

試合結果は地区大会優勝!東三河大会出場の切符を手にし初戦敗退でしたが、とてもいい経験をしたのでは?と思います。それからというもの試合の時などは極力時間を作り応援に行っているのですが、そのおかげ?で試合はもちろん見ていて楽しいですが、試合観戦以外でも私たち夫婦は子供以上に良い経験をさせてもらっています。始めの頃は中々チームメイトの名前も顔も覚えられなかったけれど、相手は○○君のお父さんって覚えてくれている。チーム(仲間)での連鎖でしょうか?会ったこともない子からの挨拶。とっても気持ちいいです。今では少しずつチームの子の顔や名前も覚え、普段では自分の子供以外や学校の先生と話をする機会など殆どありませんでしたが、こういう場で話しをする機会を持つことが出来ました。また、生徒の親御さんたちとも親しくさせて頂き、冗談を言い合ったりする様な仲になっています。とくに家内は子供の事や学校の事(旦那の悪口も含め?)など、子供の応援そっちのけ?で“プチママ会?”をしたりして良い関係だなと思います。

今では子供も高校生となり、引き続きハンドボールを頑張ってやっている。当たり前ですが、中学の時のチームの仲間は同じチームと違う高校チームに分かれている。しかし子供の学校や部活が変われども、親御さんたちとは以前と変わらず良い関係が続いている。今では部活は関係なしでのお付き合いが出来ています。キッカケは部活でしたが興味が起きず、行動していなかったらこの『人と人との繋がり』はなかったでしょう。キッカケは何であれ、私生活でも仕事でも“思いたったら即行動“ 少しでも、一歩でも行動していく事がとても大切な事では無いでしょうか。今年も、早1ヶ月が終わりましたが【行動ある年】に是非!していきたいと思います。今月は高校ハンドボール新人戦があります。ガッツリ応援!行きますよぉー!

 

 

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