■①わんこそば。御椀にいれた一口大のそばを、食べるごとに給仕が御椀にそばを入れてくれる。御椀をお客さんの前に重ねるパフォーマンスがある。御椀にふたができないとどんどんそばを入れられて終わらない。盛岡が有名ですが起源は花巻と聞いたような気がします。■②かもめの玉子。白餡の入った玉子型菓子で小学校の臨海学校に行った時にお土産で買った記憶がある。三陸の郷土菓子。
■③前沢牛。水沢市(今の奥州市)前沢で耕運機導入により農耕用から食用に育てられた牛が始まり。小生が高校時代にはまだ有名牛ではなかったと思います。いろいろな品種改良をして今の前沢牛が誕生。高級品で小生は食べた記憶がありませんが、嫁さんの姉の嫁ぎ先(水沢)に行った時に食べているみたいだが、酔って覚えていない。短角牛は食べたことをしっかりと覚えています。『赤べこ』の愛称で知られているのが短角種です。
■④南部せんべい。小麦粉を原料にしたごまや豆いりの丸い形の、縁に『みみ』と呼ばれる薄くカリッとした部分があるのが特徴。これを汁に入れて作るせんべい汁も有名です。
■⑤ひっつみ。小麦粉を練って固めたものを平たい団子状に伸ばす。これをひっつまんで汁の中にいれる。この伸ばし方が店・家庭でかなり違いがある。小生の家では、お袋は厚め、姉は餃子の皮みたいに薄い。薄いと汁が染み込むので小生は薄いほうが好きです。小生の生まれた北上を中心にした地域で食べられています。
■⑥岩谷堂羊羹(ようかん)。水沢市江刺の名物。
■⑦岩谷堂箪笥(たんす)。桐・杉材に漆塗りをして金具を付けた高級箪笥。近所の古い家でよく見ました。最近は御目に係れません。嫁入り道具にいいかも。
■⑧南部鉄器。北上山地の砂鉄を原料とした鋳鉄。小生の実家に鉄瓶・鍋・風鈴があった、南部鉄器とは知らずにいたし、盛岡と水沢で作る南部鉄器のルーツが違う事も豊橋に来てから知りました。なつかしい。
さて、今住んでいる愛知県の名物は・・・
■⑨きしめん。薄くて平たい幅広のうどん。うどんに比較してコシ弱い。
■⑩手羽先。手羽先唐揚げといえば『世界の山ちゃん』ビールのおつまみで有名ですね。それと鶏肉は肉の中で一番コラーゲン含有量が多く、中でも手羽先はコラーゲンの宝庫らしい。骨の強化・増毛・老化防止にも効果があるらしい。コラーゲンは小生に今、最も必要とされている食材かも。
■⑪八丁味噌。米味噌・麦味噌・豆味噌があり八丁味噌は米麹、麦麹を使わない原料大豆の全てを麹にした豆麹で作る豆味噌。名古屋圏で味噌汁といえば八丁味噌、小生の家は米味噌を使った白味噌か合わせ味噌。
■⑫ひつまぶし。ウナギの蒲焼を用いた名古屋の郷土料理。型崩れ品や、切れ端の部分を勿体ないからと、ご飯に乗せてお客様に出したのが始まりとか。いろいろと諸説があるみたいです。
■⑬てんむす。エビのてんぷらを具にしたおにぎり。名古屋めしとして知られているが発祥は三重県、名古屋販売が元時計店だそうです。今の人気になるまでにいろんな物語があったようです。
■⑭守口漬け、守口大根を酒粕でつけた漬物。
■小生が『食べたもの・見たもの』を記憶によるうろ覚えで書きましたので、間違っているかも知れませんがご了承願います。
■各県、各都市に名産物・名所があるように各会社や各部署にも名人や名物さんがいると思います。その方の技術等をどのように継承させて行くか、部署・会社・県だけでなく国全体で考えていかないと、せっかくの『伝統技術』が失われてしまいます。後継者がいないので止む無く閉店、という事態にならないよう早め早めに行動し、三和機工の『伝統技術』を絶やさないようにしよう。 |