【三和新聞】162号

2014-06-01
第162号 私の営業観
writer:  小林清

『客先訪問を常に考えよう!』
仕事というものは何事も同じかも知れないが、特に我々の仕事は客先があって成り立っているとの自覚を持って行動することです。訪問しての最も重要な事とは、客先の計画、情報をしっかりと把握することではないだろうか。電話等(最近はメールというのもあるが・・・)での通り一辺の営業ではダメ、対面で話を聞いて情報を得るのが一番だと考えています。仕事を待っているだけの営業は、本来の営業活動とは言えません。出来るだけお客さんとコミニュケーションを持つことを心掛けましょう。

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『営業カルテを作成しよう!』
多数ある客先の営業カルテを作成すると、営業活動の方法が見えてくると思う。内容は会社名(商社含む)、担当者の部署名、担当者名、役職、受注実績の時期も含めた設備名、内容も加えるとよい。カルテに基ずき、客先の訪問日程を考える。やみくもな客先訪問は、時によってはマイナスになる場合があり、年度決算前の来季計画時期等タイミング良く訪問する。受注実績があれば、受注内容等の資料を携えて訪問するのも手段としてはベター。なお、年に1回程度のカルテ更新も忘れずに。

『客先と対等に話せる技術を身につけよう!』
この項目は経験がものを言う内容なので、一朝一夕にはできないかも知れないが、まずは受注案件の「客先打合議事録」を書けるようになろう。議事録の内容を客先が理解納得していただければベスト。技術が売りの三和機工としては、難しい部分もあるが、打合せの前情報を確認して打合せに臨むのも、常識です。この様な事を数多く経験すれば、技術的な進歩に繋がると思います。

『新製品展示会に足を運ぼう!』
最低でも自社業務に関連する展示会には、足を運んで新情報を収集しよう。新しい技術がどんどん出てきている昨今、スピード社会に遅れることが無いように・・・。雑誌等で見るのと、現地でものを見るのとはでは大違い!年に1回ないし2回くらい予定を立てて実践しよう。この事は【技術の三和】として実務設計者には、特に実践してほしいことだと思う。必ず、客先との打合せ等で生きること間違いないと思うし、ケチケチしないで技術を高める動きをしよう。

『スピーディーに事を進めよう!』
ユーザーから引き合いの話があったら【即!動く】こと。但し、前情報を仕入れること。見積仕様書を出され、その場で聞いて、その場での質疑応答は難しいのは誰しも同じであろう。客先仕様書があれば、前もって内容を確認し質問等のコメントもまとめておこう。構想図及び見積書は早く出して損をすることはない。ユーザーが驚くくらい早く出そう。

『報・連・相をしよう!』
報・連・相と言えば、誰しも上司と部下の事と考えてしまうが、客先とにも当てはまる場面が多い。引合案件の技術的な打合せで、お互いの技術の強いところ、弱いところは必ずあると思うし、解らないところは正直にわからないと話し、相談することも大事だと思う。お互いの技術の強弱を補うことで前に進める。但し、本人の技術の研鑽志向が止まってしまったらダメだが・・・。※ 研鑽(けんさん)奮闘努力して勉強し、学問や技術を身につける事。

『リスクを予測して行動しよう!』
何事にもリスクは付きもの、いかにしたらリスクを回避できるかを常に考えて行動しよう。それには業務の先を読む事。担当案件の難易度、リードタイム、あるいは担当者の技術レベル、危機意識を持っているかまで踏み込んで、どのようなリスク発生があるかを常日頃考えて行動しましょう・・・。

他にも数多くのやり方方法論はあるかと思いますが、参考にしていただけたらと思います。やはり最後は何と言っても自分自身で考え、行動し【答え】を見つけるのが最良かと思います。

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