今日は朝6時に迎えに来る。私は荷物を手に持ち部屋を出ると
幅広い木造の階段を急ぎ降りていった。この様な階段は小学校の
階段以来だ。ロビーには昨日、紹介された通訳の「何」さんが
待っていた。2人で駅に行くと駅前には男も女も同じ様な
服装をして大きな袋を持った人の固まりがあちらこちらと駅の
中の方にまでいっぱいだ。通訳の「何」さんと私はその固まりを
避けながら薄暗い駅の中へと入っていった。切符売場で軟座の
切符を2枚買ってきてもらっている間に、売店の周りの人だかりを
越えて私がウインドウの中の菓子を指差すと、周りの人達が
何を買うのかと言わんばかりに覗き込んでくる。女の店員は
一言も言わずその菓子をウインドウの上に投げてよこしたのだ。
腹の中で“私はお金を払う客だぞ”…初めての
体験であった。・・・つづく
☆稲吉さん!どーしたのですか~この感じは?!
とにかく~To Be Continued~なのですね♪
次回作、楽しみにしております♪
(小説も結構好きなの編集長より)