【三和新聞】29号

2003-04-01
第29号 ナセバナル

最近、またチョット気になる事が・・・ソレは【こんにちわ】である。言葉で交わす挨拶ならまだしも、メールが飛び交う昨今~この冒頭挨拶文での【こんにちわ】をよく見ると~ヤッパ気になる。そして小ウルサ爺の私は返信する際、≪こんにちはの【は】は【わ】じゃなくて【は】!≫と打つのである。実はウチの嫁さんも最近、この間違いをしている事に気づき指摘をしたら~「何で?」と。「・・・お前はアホか!」と言いつつも、明確な返答が出来ない自分に出会い、なんでだろう~なんでだろう♪である。苦し紛れに「小学校で習っただろ!こんばんわ(は)!今からどちらえ(へ)?とは書かんだろ!」と必死に説明。紙と鉛筆を持って実際に書きながらの夫婦討論である。馬鹿夫婦である。そんなこんなで話は流れて、私はひとつの言葉を紙に書いた。【成せば成る】~「俺は、この言葉が好きだ!」と散々ウンチクをたれていたら「多分、字~違うよ。」と嫁さんが一言。「え!?」・・・冷や汗タラタラ~立場逆転!それまでのウンチクは全て崩壊である。

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またやってもうたぁ~!である。まさか嫁さんから・・・しかし、正に目から鱗(うろこ)が落ちた瞬間であった。直ぐさま調べてみた。その通りである。わお!である。今までかいた恥が走馬燈のように・・・まっいっか。正解は【為せば成る】である。成せば~はブブー!為せば~がピンポーン!である。注釈としては、江戸後期の米沢藩主、上杉鷹山(うえすぎ・ようざん)の「為せば成る 為さねば成らぬ何事も 成らぬは人の 為さぬなりけり」という歌からと云われる。私も弁解ながら、この歌の事は知っていた。ただ字が全て【成る】だったのである・・・思いっ切り弁解である。因みに「為す」と「成す」の違いは~「為す」は<行いをする>つまりは[行為]。「成す」は<作りあげる>とか<やり遂げる>という意味で、つまりは[完成]。ということで~為せば成る!=やればできる!=ガッツ石松!=アビバ!という事である。チョット違う。「やればできる やらなければ何事もできない できないというのは人がやろうとしないからである」という意味になるかと思うのである。漢字の意を知って再度、グッと納得である。更に、しつこく繰り返してみる。「どんな事でもやろうと思って努力すれば、必ず実現できる。逆に、無理だと思って諦め、努力を怠れば、絶対に実現できない」という意味である。

さて今回、私の言いたい事は至って直球!ど真ん中である。最初から出来ないと思っちゃイカーン!諦めちゃイカーン!面倒臭がってちゃイカーン!考えてるだけじゃイカーン!口や手や足を動かさなくちゃイカーン!・・・要は【行動】である。やってやれないことはない!「やる!」と言ったらトコトンまでも!だから私は、今まで勘違いしていた事を思いっ切り棚の上に乗せてでも、声を大にしてお伝えしたい!・・・【為せば成る】のである。さて、あなたの日常にも、この言葉がピンとハマるのではなかろうか・・・。

冒頭の【こんにちは】~少し、調べてみた。「こんにちは」は昔、「今日は、よいお天気ですね」という社交辞令的挨拶?の後半部が省略された形だとされているらしく、(チョベリグのようなモノか?しかし、コレはカナリ死語だし!しかもチョット違うぞ!)つまり、「今日は」は「今日(名詞)」+「は(助詞)」であるため「は」表記が正しいと言えるらしい。そもそも助詞に「わ」はないからである。無論、なので【今晩は】~である。・・・まぁ~どうでも良いか!いや、どうでも良くはない!しかし今回、私の、どストレートは~【為せば成る】・・・この言葉に尽きるのである。

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