【三和新聞】81号

2007-08-01
第81号 TIME IS 整理整頓

数年前、HDDタイプのビデオを購入した。録画時間が何十時間(最近は何百時間らしい)と記録が出来る所と使い勝手が良いというところが魅力だ。私は、映画館に足を運んで映画を見るということはほとんどないが、結構テレビ(衛星)好きである。衛星放送では、子供の頃(昔)良く見ていたドラマ、アニメ、映画、見たかったが見れなかった放送をよくしている。ここで大容量HDDビデオの登場です。記録時間が長いことをいいことにすぐ、なんでも録画。子供が見たい?すぐ録画。奥さんが見たい?すぐ録画。録画するだけしておいて、いつ見るの?なかなか見る時間がありませ~ん。こんな毎日でいくら記録時間が長くてもすぐに記録オーバーフローとなってしまいます。これ以上記録が出来ないとなると大慌て!誰がこんな何十時間も録画したんだ?俺か?と思いつつ、中身の整理が大変となります。とりあえず録画したものの見ずに結局消去。夜中に眠い目をこすりながらのとりあえず鑑賞。いつ何を録画したかもよく覚えておらず。これは何?確か録画した筈なのに・・と探すのに時間が掛かってしまう始末です。

8月【第81号】 TIME IS 整理整頓

容量が多いといえば、最近のパソコンの記憶容量もすごく多くなってきています。企業では別としても個人的に使う分には足らなくなるという事はまず無いと思うのは、私だけでしょうか?私は、パソコンのデーターでも同じような事がおこっています。いろんな資料、データーを作成し、保存。保存。保存。忙しくなってくるとファイル名もとりあえず・・。保存先もとりあえず・・とパターン。これもいつ、どこに保存したのかを覚えていれば良いものの、微妙に脳萎縮が始まっているのか?記憶が無く。確かここに?保存したはずなのに?と探すのに四苦八苦という事がしょっちゅうです。

皆さんは、必要な時に必要な物がすぐ取り出せる事ができていますか?こんな私みたいな人は数少ないと思いますが、何故こうなるのでしょうか?単純に整理整頓がうまく出来てないということと思います。例えば、物や書類やファイルなどを置く(保管)時に、その物を置く場所が整理(確保)されていないと、“とりあえず”置ける所に置くか、置く場所を整理(確保)して置くかのどちらかだと思います。今、置く場所を整理している時間が無いから“後でやろう”として結局やれる時間がとれず、いざ必要な物を探す時に時間ばかりかかっていませんか?みなさんは、この“とりあえず”、“後で・・”という魔物をうまく対処出来ていますか?先に話した、HDDビデオやパソコンのデーターは、物や書類などと違ってパッっと目に付きにくいものです。まして最近は記録容量が多くなっているこの大きなポケットに“とりあえず”、“後で・・”とポンポンと入れるだけ入れてポケットの中が乱雑でいっぱいになっていませんか?確認したい時にすぐ取り出せますか?(ドラえもんの四次元ポケットでも慌てると訳の分からないものがいっぱい出てくるのを見たことがあります。)ポケットが大きくなってきて、何でもポンポン入れれるようになってきて“とりあえず”、“後で・・”には、大変便利になっていますが、探すとなったら逆に大変になってしまいます。“物の整理(保管)をすぐやる時間を作る”、又は、“後で時間を作る”、先の“HDDに録画した物を見る時間を作る”など、物の整理整頓がうまく出来る人は時間の整理整頓もうまく出来る人つまり、時間をうまく使える人ではないでしょうか?時間は人それぞれ同じ流れで動いています。今、時間を使うのか、後で時間を使うのかは有る程度、自由に選択出来ますが、私の場合、今忙しいから後でとすぐ考えてしまい、結局後で無駄な時間を使ってしまう事が多いです。整理整頓は物事の基本とも良く聞きます。私がもっとも苦手とする所ですが、いろんな物の基本として“とりあえず”、“後で・・”の魔物をやっつけていければ・・・と思います。

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