【三和新聞】90号

2008-05-01
第90号  その時、歴史が・・・

2008年3月19日に愛娘が6年間通った小学校を卒業しました。相当な親バカを自負していますが、その名の通り帰宅後に見た卒業式のビデオを見て、思わず涙してしまいました。よく思い出が走馬灯のように頭の中をめぐると言いますが、私の場合色々な思い出を思い返すというよりも、ただ単純に涙が溢れ【あ~無事に卒業してくれたんだな!】と言う安堵感からだったと思います、改めて【あ~卒業したんだな~】と振り返ってみると、当然娘が生まれた頃からの思い出が蘇ってくるのですが、娘の成長と合わせて、私自身に起こった色々な出来事がより多く思い起こされ、趣味で弾き始めたギターの事や、部品営業~設備営業~専用機~部品へと移り変わって来た仕事の事など、変化多き時間を過ごし、そして、その変化してきた時の経験の結果で、良いか悪いかは判りませんが・・・(本当は良いと思っています)親として、社会人として、自分の歴史を積み上げる事が出来、少しは成長したのかなとチョッピリ充実感をおぼえました。

5月【第90号】 その時、歴史が・・・

そんな自己満足な自分の歴史を考えていると、三和機工も1975年の創業以来、今年で33年目を迎え、随分歴史ある会社になって来ています。私は豊橋の入社ですので、まだ豊橋事業所が出来ていない時代の事は、大先輩方から聞くことしか出来ませんが、聞くところによると、その頃は三和機工高度成長期でもあり、仕事は【楽して・・・】では無く、相当きつかったようですが、そんなきつい仕事が続く中でも、終業後背広に着替え、粋にネオン街を闊歩する様子などを聞いていると、とても素敵な時代を過ごしたんだろうなと羨ましさを感じ、良い歴史の積み上げを感じます。

さて、新聞を読んでいただいている皆さん!皆さんの歴史はどうでしょうか?当然良い歴史、チョッと恥ずかしい人前で話せない歴史(因みに私は、恥ずかしいが非常に多いのですが・・・)があると思いますが、人それぞれに、良い悪いに関わらず、その事があったから今こうしていられるんだと言う一場面が必ずあったと思います。例えば、あの時酒を飲んで吐いた・・・だから加減がわかるようになり、そして酒の飲み方を知った!こういった経験が自分の歴史その物だと私は考えます。また、そう考えると、歴史って言うのは必ず、【学習したことが活かされ】て、初めて歴史として刻まれ、語られる物なのですね!やっぱり歴史は深いし、熱い!えっ吐いた事が・・・?吐いた事が熱いのでなく、もう一回しつこく書くと、【学習した事を、活かす】って事が深く熱いのです!学習・経験した事が活かされてなきゃ何の歴史なんだかわからなくなってしまいます。「ただの思い出さ!」なんて気取っている場合ではありません。そんな事で満足せず、どうせなら、歴史を創りたい、創って行きたいって思いたいですね!何時もの様に、偉そうな説教口調になってきてしまい、まったく悪い癖って言われているのに、【学習出来てないジャン!】って言われそうですが、自分に言い聞かせるつもりで、常の変化に俊敏に反応し、経験した事で判断でき、知識をツールとして使える、歴史を刻める人になりたいですね!今、私が身を置いている部門も客先とのお互いの歴史の中で、今の我々を支えてもらっている部分が多くあります、それに甘えず、これから私たちの歴史を創りたいと思いますし、是非部員皆で創りましょう!創っていきましょう!

【歴史なくして伝えられる物なし、歴史を創らずして将来はなし!】です。今回のコラムもまた勝手に1人で熱くなってしまいましたが、次回のコラムはチョッピリ恥ずかしい私と私に関わった人の暴露コラムにでもしようかな!私とよく飲んだ人、飲んでいる人、私に飲まされて大変な思いをしたことのある人、人に言えない恥ずかしい過去をお持ちの方、歴史を変えることは出来ません!覚悟して置いてください!

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