【三和新聞】92号

2008-07-01
第92号 競馬人生

私の趣味の一つに競馬があります。初めて勝馬投票券を買ったのがかれこれ17年前トウカイテイオーの出れなかった菊花賞でした。そのとき買った馬はハナ差の3着で外したのを覚えています。競馬をやるというとほとんどの人が「儲かるの?」と聞いてきます。はっきり言って儲かりません。負け惜しみのようですが儲かるとは思っていません。なぜなら走っているのは生き物(馬)ですから、調子のいい時悪い時、走る気満々のとき走りたくない時(実際ゲートが開いても走りださない馬も見たことがあります)があると思います。実力通りに行かないのですから当てるのは難しいものです。

7月【第92号】 競馬人生

では、なぜ買うのかと聞かれれば予想することが楽しいからです。あれこれ考えながらいろいろなパターンを考えているのはなかなか楽しいものです。そして予想が当たれば賞金が手に入ると考えています。予想するのもいろいろな予想家がいます。血統を重視する人、調教を重視する人、過去の実績を重視する人などなどです。私はどちらかとゆうと過去の実績を重視しています。あの時この馬はこうゆう条件で好走したとかこうゆう条件のときは駄目だったとかほとんど自分の記憶を頼りに予想しています。なので平場のレースはほとんど見ていないので買わず、重賞レースしか買いません。買う額もほとんど100円単位で1レースで大きく買うことはありません。特に三連単はすぐに買い目が増えてしまうので気をつけています。当たればほとんど万馬券になるのですが最近は当たりません。特に今年の春のG1・Jpn1でははずしまくり、三連複を1度取っただけです。今こうして記事を書きながら改めて今年の春のG1・Jpn1を振り返ると馬ではなく騎手で買っていることに気付きました。多少能力が下でもこの騎手なら頭に来るのではと思い買っていたようです。記事を書いている時点ではあと春の締めくくり宝塚記念が残っています。去年は三連単・三連複を取ったレースです。グランプリなので好きな馬から買うレースだともいわれますが初心に帰り?予想したいと思います。早めのボーナスになるかはお楽しみですが何とか取りたいです。(常にですが)去年も前半は駄目でここから盛り返したので年間で何とか回収率100%近くになりました。特に秋には今まで最高の14万馬券を始め万馬券を4回取り絶好調でした。今年は今のところ回収率が50%を切っているのでここから盛り返したいところです。

ところで今年はディープスカイが変則2冠馬となりました。キングカメハメハメ以来、史上2頭目のことです。しかし個人的にはあまり評価していません。なぜならキングカメハメハはどちらのレースもレースレコードして今も残っている記録です。特にダービーレコードはタイムを聞いた時は驚きの一言でした。(翌年ディープインパクトが同じタイムでダービーを走りましたが)この年には国内で唯一ディープインパクトに勝ったハーツクライやG1を5勝したダイワメジャー、他にのちのG1馬2頭含むハイレベルなレースでした。ところが今年のディープスカイはペースの差もあるとは思いますがタイムとしては平凡なもので特にダービーのタイムは同日にあった古馬1000万条件より遅いものでした。途中のペースを見るとダービーのほうが早かったにもかかわらずタイムが遅いということはレベルの低いレースだと思います。昨年もダービーも牝馬が勝ちました。このことから最近の牡馬のレベルがかなり落ちてきているのかなと思います。今年からキングカメハメハの子たちがデビューします。どんな子が出てくるか楽しみにしています。

話が飛び飛びになってしまいましたが、ダービーというとどうしても忘れられない馬がいます。ミホノブルボンという馬です。血統的にも短距離血統といわれ実際スピードで押し切るレースをしていました。それを坂路調教で鍛えに鍛えあげて無敗でダービーに出てきました。当時の評論家は短距離の早熟血統で府中の坂を乗り越えられないだろうといわれていました。実際には坂で止まるどころか後続を更に引き離し4馬身差の圧勝でした。その後菊花賞で2着に敗れ、故障を発生して引退してしまいましたが8戦7勝2着1回という成績を残しました。普通競走馬はもって生まれた能力で決まる感じですがミホノブルボンは調教師が鍛えに鍛え作り上げられたイメージが強い馬です。もって生まれたものもありますが鍛えることによりその能力を開花する。何をするにも日ごろの鍛錬が結果に出てくると思います。

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