【三和新聞】106号

2009-10-01
第106号 星よりひそかに雨よりやさしく
writer:後藤浩邦

『星よりひそかに雨よりやさしく♪言っているいる~お持ちなさいな♪いつでも夢を~いつでも夢を♪』これは私が生まれる前の昭和37年日本レコード大賞グランプリに輝いた、橋幸夫と今もお綺麗な吉永小百合のデュエットで歌われた曲です。近頃毎日同じ事の繰り返しでマンネリ化してしまっている現在の自分が将来マンネリ化から脱出できていればいいのだが脱出できていない将来の自分を想像するとゾッとするのは、自分の夢(目標)を思い描くことができなくなったのかな~と思っている・・・。

10月【第142号】 星よりひそかに雨よりやさしく

幼稚園児頃の夢は、テレビ番組で人気があった特撮物のキャプテンウルトラや初代ウルトラマンの地球防衛軍(ウルトラ警備隊)になりたいとか、思い描いていた。実際には日本の国土をまもる為に陸上自衛隊に入隊(拉致?)してしまったが・・・。また小学生になれば少し現実的に歌手、俳優、自動車レーサーなど。その夢に向かって何かをするのでは無くても漠然的な夢は持っていた。ちなみに自分の小学校卒業文集では将来の夢は(当時漫画で『サーキットの狼』が流行っていた)自動車のレーサーと書いたような記憶がある?中学1,2年生になれば頭が悪いなりにも中間テストや期末テストで最低でも赤点を取らないようにとテスト週間中だけでも目標ができ、机に向かい教科書に蛍光ペンで線を引いただけで憶えた気になり、自分が一生懸命机に向かって勉強している後ろ姿を夢で見て起きてみればヨダレで教科書をベタベタに・・・。中学3年生になれば志望高校合格へという夢(目標)が少なくとも1年間続き、いやでも机に向かって勉強しなければならなかったが、勉強に対する姿勢が中1から変わらなかったため・・・自分の合格できそうな志望高校のランクがどんどん下がっていったのは言うまでもない。めでたく自分が目標にしていたランクを下げた志望高校に入学することは出来たが、次の目標もあまり中学生時代と変わりはなかった。高校3年生の時も自分はいったい何をしたいのか?これからどうなりたいのかも解らず一生懸命に就職活動をしたわけでもなくそのうち何とかなるだろうと平々凡々と時間だけが過ぎていった。そんな自分を見ていた親父や兄貴は(自衛隊にでも行って根性たたき直してこい)と、口には出さなかったが何時も思っていたそうだ。それが本当に陸上自衛隊に入隊したことで「念じれば物事は叶う!」と今でも親父は言う。念じる事とは恐ろしいことだ。

今自分が45歳、妻は○3歳、最近妻が高校生の長女と中学生の次男に私の老後が心配だからしっかりしてよと子供達に話している時(長男にはあきらめて話さないようだ)ん?待てよ(私の老後じゃなくて私達の老後じゃないの?それとも最近多い熟年離婚を・・・)今から、子供達に老後の面倒を期待してもいいものなのか?現在は6人弱で1人を扶養しているがもうすぐ2,3人で1人を扶養する時代がくるのにそこで子供達に老後の面倒もお願いね!何て今のうちから聞かされた本人達はたまったものじゃない。それこそ子供達の夢(目標)が無難な方向にしか考えられなくなって夢を実現できなくなってしまっては親として申し訳ない。そのようにならない為にも自分の夢と夫婦共通の夢を持ってどんなに小さな事でもいいから無理をせずに自分がやりたいと思った事を具体化して毎日心に念じながら生活していけば今よりかは必ず充実を感じられる自分になれると思う。

会社でも自分を他人と比べるのではなく、どれだけ自分が成長できるのか。どれだけ楽しみながら仕事ができるようになり、集団の中でも他人に流されない自分でいけるのか。自分のことは自分で評価して自分のものさしで、物事を考えられるようにしたい。一度しかない人生毎日楽しく過ごして生きながら子供達や他人に迷惑をかけない、ダラダラ老後にならないように・・・今からでも遅くはない!さぁみんなも!お持ちなさいなぁ~♪いつでも夢を~いつでも夢を♪♪

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