【三和新聞】107号

2009-11-01
第107号 ワンコ
writer:加藤 憲男

今年の3月に我が家にワンコがやってきました。事情があって飼えなくなったのでもらって欲しいと言われてきた子です。ミニチュアダックスフンドの女の子で6歳、人で言うとアラフォーくらいの年齢です。前からたまに来ていたこともあって、我が家にはすぐに慣れたようです・・・まぁ犬は3日で慣れるといいますけど。

11月【第143号】 ワンコ

この子が来てから我が家の生活が大きく変わりました。まず、この子が非常に早寝早起きで朝は明るくなってくると起きてゲージの中でごそごそ動き出しゲージをゆすったりしています。吠えたりはしないのですがゲージをガタガタゆすって遊びだします。その音でこちらも朝起きてしまいます。また夜は10時を過ぎる頃になるとソファーの上で横になり動かなくなりこちらを上目遣いで「まだ寝ないのかな~♪」と見ています。そんな顔に負け、寝る用意をしてやると待ってました!とばかりにゲージの中に入りスグ寝てしまいます。その生活リズムにこちらもなってきて今では前より1時間ほど早寝早起きになってしまいました。

仕事から帰ってゲージから出してやると、真っ先に玄関に駆けていき、こちらを見つめながら散歩に連れていけと見つめています。そんな顔にまた負け、雨の日以外は毎日30分~1時間の散歩に行っています。雨の日はわかるのか外に行こうとはしません。散歩をしていて驚いたのが見知らぬ人が気軽に声をかけてくることです。どちらかというと私は歩いていると避けられるほう?ですが・・・ワンコを連れているだけでこんなに声をかけてくる人が多いものなのだと思いました。同じようにワンコを散歩させている人が声をかけてくるのは分かるのですが、普通に歩いている人が話しかけてくるのにはビックリです!ダックスにしてはちょっと毛色が変わっていて(白と茶のブチ)人懐っこく、人によっていくからかな?と思っています。そのくせ臆病で他の犬の鳴き声が聞こえると姿が見えなくても尻尾を巻いて早足になります。家の中では日当たりを捜し移動しながら丸くなって日向ぼっこをし、かまって欲しくなると寄って来てちょっかいを出す猫のような性格です。ゲームなどをしてかまってやらないと前足で手や足を引っ掻き気を引こうとします。ソファーや床に座ると寄ってきて来て膝の上に乗ろうとします。ボールとかで遊ばせてもすぐ飽きてしまいやめてしまいますが食べることだけは非常に執着しいくら怒ってもおこぼれをもらおうとテーブルに顔を出そうとします。お菓子など食べようとビニール袋をガサガサするとすぐに寄ってきます。じっと見られていると食べづらいのであまり間食もしなくなりました。また普段は全く吠えることがなくじっとしていますが家のピンポンが鳴った時だけ吠えながら玄関に向かっていきます。一応番犬になっているのかなと思っています。そんなこんなで最近は犬バカ生活になり、生活も最初の頃はそんなに変わるとは思っていませんでしたが、早寝早起きになり毎日の散歩と非常に健康的な生活に変わりました。

話は変わりますが、先日テレビを見ていると多摩川に熱帯魚が増えているとニュースをやっていました。ピラニアなどが捨てられ生息しているそうです。普通水温が低くて生きられないはずが水処理所から流れる水の水温が高くそのあたりで生息できているらしいと報道されていました。飼えなくなり捨ててしまう人がいるようです。生き物を飼う以上は最後まで責任を持って飼うべきだと思います。ただ可愛いからとか、その時は欲しかったからと・・・安易に生き物を飼うのは飼われた方がかわいそうだと思います。

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