【三和新聞】125号

2011-05-01
していますか?安全運転
writer:後藤 浩邦

柱のキズはおととしの~♪5月5日の背くらべ~♪・・・高校生で身長が止まってしまった、後藤です。さて今回は、いつも運転している車のお話し。18歳で普通自動車免許を取得してから、かれこれ~もう29年。毎日のように交通事故のニュースが流れますが、私の自慢は今まで無事故!違反は18歳の時に駐車違反1回だけ!・・・スゴイでしょ。それには、スピードを出さない。車間距離をとる。周囲の車に早く情報を促す(ポンピングブレーキ、威嚇、顔芸・・・)などなどを運転中は細心の注意を払い心掛けているからです。飲酒運転などはもっての外!ちなみに私は酔っ払って自宅の階段から転落し全治3週間の怪我をしましたが・・・皆さん!安全運転を心掛けて下さい!(説得力ゼロ?)

5月【第137号】 していますか?安全運転

18歳で普通免許を取得し、大型自動車免許は20歳に自衛隊自動車訓練所で取得しました。通常~大型免許は、普通免許取得者で運転経験が3年以上というのが必要条件だが、自衛隊では19歳以上で所属先中隊長の『任命』があればイキナリ大型免許の取得が可能となる。ただ皆様方の血税で給料をもらいながら取得するワケですから民間の教習所のように優しく丁寧に教えてくれるハズがない。普通免許を取得している自分も取得していない者達と同じ内容の学科教習と実技教習を3ヵ月間みっちり受けた。実技教習では普通免許を持った者でも大型トラックを操縦するには苦労するのに、普通免許も持っていない者がいきなり大型トラックでは・・・横に乗って指導する教官のイライラモードは日に日に増していき、ついには『いびり』が始まるワケである・・・。

1個班6名で構成され、いつものように運行前点検を済ませ教習車の前に整列し教官に「報告します!運行前点検終了異常なし!」と伝えたと同時に、教官がエアゲージをさっと目の前に出しては低い声で「お前ら本当に点検したんか?は~?後藤一士!一歩前へ!」と呼ばれる。『ちくしょう~はめられた~!』再度点検を命ぜられた自分は「報告します!左後輪内側の空気圧が1kg/c㎡低いため・・・異常あり!」すると教官が満面の笑みを浮かべ「全員腕立て伏せ!100回!はじめ!」との号令が響く・・・。実技教習の最終段階に入ると世間一般の教習所では考えられないような事が毎日起こる。『教習コースを覚えるには、頭ではなく・・・体だ!』ということで教習車に乗ったつもりでハンドル、ギヤーチェンジ、ウインカー操作を行いながら「右よし!左よし!前方よし!前方横断歩道あり!」などと叫びながら、ただひたすらに走りまくって体で?覚える。まさに『エアーカー』だ。また坂道発進では教官が「タバコ出せ!」と言われ預けるとそのタバコをタイヤの後ろに置き「下がると潰れるぞ~♪」の一言。S字クランク走行時にポールと接触すれば「ポールさんが痛がっておられる♪ポールさんにお詫びしてこい!」と。そしてまたイヤミ全開で「声が聞こえんぞ!しかも!それがお詫びする時の角度かぁ!」と『バカ野郎!』の連呼と共に、教官御用達~竹製の物差しで叩かれながら強制的に姿勢を直されるのである。不条理な事柄に耐え難きを耐え、忍び難きを忍び・・・。

全員教習所の訓練も終わり、最終難関の運転免許試験センターにも『合格』して教官に「報告します!運転免許センターにて全員合格致しました!」と報告すると、教官が「本日までの厳しい訓練を乗り越えられた諸君は、運転中に何が起きてもすぐにカァッ!とならず、絶えず平常心で運転ができるハズだ!・・・本当に、本当におめでとう♪」と、最後の挨拶。あれだけヒドイ仕打ちも、自分達の為を思ってくれて教官が!と『ドM』さながらウルウルと。ただ、騙された感タップリだったが、今日まで自分が無事故でこられたのも、あの3ヶ月間の厳しい訓練の成果かも知れない・・・。

さて、現在も東日本大震災で災害派遣にあたっておられる自衛隊の皆様、本当にお疲れ様、そして有難うございます。日常訓練での指揮命令がハッキリしている自衛隊だからこそ、救助および復興支援が迅速にでき国民の負託に応えることができるものだと思います。私は高校卒業して即、陸上自衛隊に入隊しました。自衛隊で培われた2年間は私の人生において最高の宝であり、誇りであります。

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