【三和新聞】154号

2013-10-01
第154号 またかよ!富士山♪
writer: 新妻 吾郎

そう!まさに~またかよ!なのである。この三和新聞メイン記者の、巡り合わせがイイんだか悪いんだか~今回!今年の~この夏も!また富士山に登ったのである!・・・まぁ~今回の新聞記事は、ホントどの題材を書こうかと結構~実は悩みもした。ワタクシ恒例のパターン的には~夏の風物詩(大きい声では言えませんが)いつもイケナイ?状況ではありつつも~行くなら【今でしょ!】と『でっかい道』も走破してきましたし!(罰があたったのか雨ばかりでしたが)五輪招致からの【お・も・て・な・し】で『東京オリンピック』開催が決定した瞬間も感動しましたし、これによる『経済効果』や安倍総理がウォール街で言い放った【Buy my Abenomics】にも期待?を寄せたいトコですが・・・ここぞ!のタイミングで行く手を阻む~地震・雷・台風・竜巻・洪水などの日本はもとより世界各国での天災や人災に・・・この地球(ふるさと)は怒っているんですねと、せめて希望の苗を植えていきたい所存で御座いまして・・・サザン復活も本当に嬉しさ感無量のところでありますが・・・本筋に戻りたいと存じます。←長いよ。

10月【第154号】 またかよ!富士山♪

『祝!富士山世界文化遺産登録』になったから登った~にわか登山者じゃないぞー!と私は言いたげに人生6回目の富士登山!今回は過去最多の13名で(不吉な数字か?)アタックした♪上は50間近から下は10間近の9歳まで。(我が愛息である♪)多種多様の人達が集まり、老若男女?それぞれが首や腰や膝などに『爆弾』を抱えながらも、日本一の富士山に登るんだ!と意気揚々と集まった。私がリーダーとなり目標を掲げた。それは『誰ひとり欠けることなく無事!登頂を果たし、下山し、自分のおウチまで無事~帰る♪』という目標である。このプロジェクトのミソは『誰ひとり欠けることなく』である。で、思うことは皆同じ!自分のせいで迷惑を掛けてはならない!掛けられない!というプレッシャー。だから心身の準備。用具の準備を怠らない。夏の富士登山でも、油断をすると~最悪は死に繋がる。とてもチームワークが大切で、ひとりひとりに於かれる責任が重い。リアルな13人という団体行動は、スグ誰が欠けてもわかってしまう。言葉悪いが会社では、ちょっと気を抜いてボーっとしていても目立たない。各自の責任が曖昧になり隠れてしまい、埋もれてしまう。死というモノに直結しないにせよ~間接的に向かっていってしまっていても・・・。つまりは責任感である。果たすべく責任感。山は色々なことを教えてくれる。

中学・大学と登り~あとは、近年ほぼ連続で3回登って~今回である。13人を一番BESTな状態の出発時刻・登山ルート・高山病にかからぬ予防・登山スピード・休憩のタイミングなど、あらゆることに神経を使い、全身全霊で日本一の山を13人~全員無事に登頂を果たした。何度も心が折れた皆で、何度も皆で励まし合い、何度も皆で助け合って登り切った。ただ、天候は悪かった。山の神様が微笑んでくれなかったのか~雨男が居たのか?霧雨で体温は奪われ~御来光も拝めず・・・山頂間近は、まさに暴風雨!息子は一瞬で吹き飛ばされ、危うく4mほど垂直に落ちる手前で助けられ命は拾ったが~乳歯が抜けた。上の歯だったので~丁度イイから山頂で噴火口に向かって投げるも、濃霧で3m先も見えずカルデラに投げ入れられたかも分からない・・・唯一のメインイベントだったのに。ただ、掲げていた目標は果たした。砂走りを駆け下り~親子で初めて登りきった充実感もあり、達成感もあったハズなのに~満足出来ない輩が「富士山のカルデラって、どんな形をしているのだろう?見たい!」と立ち上がった。

13人で登ったのは7月上旬。須走口スタートだったが、人生7回目の挑戦は~4人で山小屋が閉まり始める9月上旬。やってはならない~仕事終わりの弾丸登山で【倍返しだ~♪】である。観てないけど。私以外の3人は普段~体を動かしているので『高山病』だけ気を付けて~富士吉田口からスタート。後は無計画の出たトコ勝負。皆に気を使うこともなく楽勝ペースだと思っていたら7合目辺りから、夏の疲れか?衰えか?【じぇじぇじぇ!】というほど体が重い。観てないけど。自分がとにかく一番のヘタレだった。今回は素晴らしい御来光を拝むことは出来たが~今回も山頂は濃霧でカルデラの形は分からないままだった。まぁ~私は見てるけど♪

人生7回の富士登山で正直、今回が一番しんどかった。要因は多分~気の緩みである。自分のことだけを考えていればイイという『余裕』が怠けに化けて重くのし掛かった。いつも人の事を考えながら登っていると、いつの間にか苦しくても登れてしまう。それが、自分の事だけを考えていればと思うと余裕が自分を潰してしまう。私はそういう性分であり、まぁ~そう分析をする。だから、人の人生も背負い込むぐらいが丁度イイと・・・勝手な見解で色々とご意見も御座いましょうが~ソコは『言論の自由』でお許しを。あ~それにしても、足裏は水ぶくれで擦り切れ、爪は親指から両人差し指と3本、完全に死んで剥がれたが、登らされた感が強く~負けた気持ちで、とにかく悔しい。来年は鍛え直して~完全制覇の【10倍返しだぁー!】って、観てないけど・・・思うことは、ただひとつ。
――――――――また行きたい。

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