【三和新聞】78号

2007-05-01
第78号 ツチャイダーマンより五言

月日の経つのは、早いもので三和機工に入社してアッと言う間に3年が経ってしまいました。60歳まで後2年余りになります。昔は60歳と聞くと凄く年を感じましたが、今の還暦を迎える人達は、それ程の歳を感じさせません。私も若々しく居たいと思います。還暦は干支がかえると言いますが(還暦の還はかえると言う意味で暦は干支であります)干支は、十干「甲、乙、丙、丁、戊、己、庚、辛、壬、癸」と十二支の「子、丑、寅、卯、辰、巳・・・」を組み合わせたもので60通りの組み合わせになり、60歳で一廻りして生まれた歳の干支に戻ることから『還暦』と言う様です。その年の出来事とで、干支の名前を付けたものでは、阪神球場の甲子園が(甲子:きのえね)大正13年に完成し十干・十二支の最初の干支で縁起が良いことから名付けられたそうです。今年は平成19年(丁亥:ひのとい)です。私は2年後(己丑:つちのとうし)です。皆さんはなんの干支かな~♪

5月【第78号】 ツチャイダーマンより五言

さて、今までの長~い社会生活の中で皆さんに役立つかなぁ~と思う事を少し書きたいと思います。1つ目は【コミュニケーションの道具】営業などで初めて会った人とか、上司と二人で出張に行くなど、何の会話をして良いのか分からない時に【キドニタチカケセシ衣食住】と覚えておくと日常の会話等でも話しをつなぎやすいです。まず『キ』は気候のキで、今日の天気はどうなのか「五月晴れで最高なゴルフ日和ですね~♪」とかです。『ド』は道楽(趣味)「この間のゴルフは如何でしたか!」「K-1観ましたか!」「最近パチンコは出ないですね~」とか。『ニ』はニュースです。最近新聞を賑わせている話題とかその会社の新製品の話し等・・・『タ』は旅の話題ですゴールデンウィークは海外旅行へ・・・国内の温泉へ・・・『チ』知人の話題で、おもしろい話しが有りまして・・・『カ』家族の話題です孫が生まれて・・・『ケ』健康に気を付けて飲み過ぎない様に!ウォーキングなど・・・『セ』性です友達と下ネタなど・・・『衣食住』はそのままの衣食住の話題です・・・何か話題に困った時に思い出して使って下さい。

2つ目は【仕事の教え方(人を動かす)です】真珠湾攻撃やミッドウェー海戦で有名な山本五十六元帥が人の動かし方は「やって見せ、言って聞かせ、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ」と教えていますが、仕事を教える場合も同じと思います。今では、種々の手順書を用意して説明をしていますが、まずは自分でやって見せること、最後には相手を誉めてやる事が必要かと思います。

3つ目は【仕事を覚えるステップ】千利休“百首の一首”で「守破離(しゅはり)」と云う、その道を極める段階を守・破・離の3つの段階に分けています。会社でも入社してから色々と仕事を覚えて行く訳ですが、その段階で「守」はひたすら基本を習い人の仕事も見ながら習得する基本の段階ですこれを確実に覚えると次の「破」この段階は、教えを守るだけでは無く自分で色々な工夫を行い、今までの考え方ではない新しいものを作り従来の殻を破る時です。「離」新しい考え方で創り出したものを今度は、自分が中心になって新人に教え新しいビジネスに発展させていき新人はまた、守破離を繰り返し大きな組織にしていきます。その中でも基本は重要で大切でありますが、応用も利かなければ新しい取り組みは出来ません。

4つ目は【仕事に取組む姿勢】“三つの意”熱意・誠意・創意です。熱意(積極性)ですが、新しいビジネスを(既存のビジネスでも同じです)立ち上げる為には、色々の問題が山積みになります。1つ1つを根気良く速やかに解決をして行く為には全員の熱意(やるき)が必要です。誠意(誠実)仕事をして行く中では、色々なトラブルが発生しますが最終的には如何に誠実に対応をしてくれたかで相手の気持ちも違ってきます。誠意ある対応がトラブル解決の近道です。創意(工夫)守破離でも話した様に、仕事の改善・工夫を如何に巧く取入れたかで、他のメーカーとの差別化ができ、また儲かる企業には必ず多くの工夫が取入れられています。

5つ目は【教育】です。“企業は人なり”と言われますが人づくりは難しい課題です。中国の諺に「一年を考える者は花を育てるべし。十年を考える者は木を育てるべし。百年を考える者は人を育てるべし」とありますが、ものづくりが中国などへシフトする中で、三和機工も30周年を迎え、いままでの装置産業から創知産業へ切り換え新しい知識・熟練技術を養う教育・訓練が必要かと思います。色々と書きましたが、何かの時にでも思い出して頂ければ幸いです。これから新しいビジネスを取り込むためにも、会社全体でまた個人々が今出来る仕事の改善・工夫を早急に行い、どんな仕事が来ようとも何処よりも高品質で安くお客様に提供できる三和機工にして行きたいと考えています。

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