【三和新聞】122号

2011-02-01
第122号  ウォーキング
writer:小林 清

ウォーキングを始めて、かれこれ2年ほどになる。始めたキッカケであるが、今から2年前・・・と言えば日本国中をアメリカ発のリーマンショックによる不況の嵐が吹き抜け、我が社の自分が所属する部門も不況の波をもろにかぶっている時だった。部門の営業に携わっている者としては、客先への営業活動もままならず非常に苦しい時期を経験した。その反面時間に余裕が出来、その時間を何に使おうかと思っており無駄にするのも勿体ないし、どうしようかとあれこれ考えていた。その当時のテレビや新聞等のメディアではメタボリックシンドロームが、どうのこうのとか・・・中高年の健康志向がブームになり健康食品のCMが頻繁に流れていて【健康】という2文字がやたらと目に付いた時期だった。

2月【第134号】 ウォーキング

数年前からの年1回の健康診断でも、ちょっと体重を落とした方が良いですよ!とか、ビールは控えめ(これがなかなか出来ない)にして週1回の休肝日を設けて下さい!とか、出来るだけ軽い運動でもよいので毎日心掛けて下さい!と、問診のたびに先生に言われるようになった。そこで健康維持のために何かやろうかと思い立ったが、じゃあ何をやろうとなるとなかなか・・・。スポーツクラブに通うのもちょっと?だし、週末は少年野球の審判で忙しいしと、まぁ言い訳だらけだが・・・そう言えば会社でウォーキングをしているとの話を耳にしたり、家の周りで御夫婦や知人らしき女性同士で歩いている人を見掛けるようになったのもこの頃だった。なので、通勤帰りの夜でもできるウォーキングにしようと決めた!さて決まったらどこで歩くか?どのくらい歩くか?となり、出来ればウォーキングの効果も出したいなと思い、近くの本屋をのぞきウォーキングの本を立ち読みしていると3点ほど注意書きらしき文章が目についた。1つは食後のウォーキングより食前(空腹時)に歩くのが効果ありとの事。2つ目は最低でも28分以上(28分の根拠が不明だが・・・)、通常歩く速度より速く歩くこと。3つ目は中高年の方は歩く前に必ずストレッチを行う事だった。次はどこを歩くかだが、家の近くに高師緑地公園がある。確かランニングやウォーキングのコースもあったと思い、公園に行って確認してみると1周1,4Kmの素晴らしいコースがある。高校生らしき若い人達がランニングをしているが、意外と自分と同年齢や女性の方がウォーキングをされているのを多く見受ける。よし!ここに決めた。明日の仕事帰りから始めるとしてシューズがないと始まらないなと思い、靴屋に直行!購入後今では車のトランクに常備している。

初めのうちは歩くなら効果を出したいなと思い、無理して距離を延長し速く歩くことを意識していたが年齢とともに、やはり無理は禁物であり翌日は足が痛くなってしまう。今は歩く前と後に5分間ずつのストレッチをし、1周1,4Kmを15分、2周で30分のノルマと言うか、目標を掲げ歩いている。ただ、人間というものは面白いもので、どうしてもノルマとか目標を掲げると達成した後にそれ以上の目標が気持ちに出てくるようだ。今日は2周をもう1周プラスして3周にしてみようとか、歩く速度も15分を切れないかとか(年のせいかこれはちょっと難しい)。思い起こしてみるとウォーキングに関する本には、ウォーキングの基本は無理をせず、自分の年齢や体調にあった距離や速度が望ましいと書かれていたような・・・。

さて、ウォーキングの効果はというと、コレがなかなか思うようにはいかないものである。(また言い訳か?)ウエストはメタボ近くの80cmプラス数cmを維持しているまま、体重もここのところ減少傾向は見られない。ただ、増減がないところに「効果あり!」と勝手に自分自身を慰めている。ただ、今はオフシーズンだが、昨年の猛暑時期での少年野球の審判(フルで2時間)のジャッジに集中力が切れなかったように思うと、内面では意外に効果が表れているのかもとも思う。今は2年前の不況から立ち上がり?営業として忙しい日々を送っているが、最低でも週2回は歩き健康維持に努めたいと思っている。

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